事務局日誌 Blog

ホームステイ講座開催!in インドネシア 2016.05.03

こんにちは。JEEFインドネシア事務所の菊川です!

JEEFでは2014年からJICA草の根技術協力事業として、グヌン・ハリムン・サラック国立公園内にあるマラサリ村で持続可能な観光開発の支援を進めています。

これまでに、マラサリ村は国立公園管理事務所から観光開発認可をいただいたり、ツアーの調整を行う村有ツアー会社を設立したりと、観光開発に向けて活動を行ってきました。また、現地の小学校や高校からジャカルタに駐在する日本人のみなさんまで様々な方々にモニターツアーに参加していただき、住民はガイドやホームステイの受け入れなど実践を通したトレーニングを行ってきました。

 

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さて、今回は2月に行われたホームステイ講座について投稿させていただきます。

林業省から講師を招き、JEEFローカルスタッフのファシリテーションでホームステイ運営の基本を2泊3日のプログラムで学びました。

参加者はマラサリ村の各集落代表者。村人は観光業やホームステイに興味がある人もない人もバラバラでした。ホームステイについての講座はもちろんですが、すでに運営しているお宅に実際に泊まって、ホームステイを体験しました。

resize1649講義では、他の農村観光を実施している村の例を踏まえつつ、ホームステイの運営に必要なもの、案内や掃除の仕方などが、一つ一つ手順にしたがって細かく説明されました。講師の女性は、合間合間に冗談で村人の笑いを誘っていました。

 

 

 

その後、ホームステイのお宅にそれぞれ宿泊し、お部屋やお風呂も自分で使ってみました。ほとんどの参加者は村内にホームステイを実施している家があるのを知っていても、泊まるのは初めてでした。

翌朝、泊まったホームステイの感想を共有した後、実践的にベットメイキングや部屋や水回りの掃除方法を学びました。

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女性の参加者は興味津々!積極的に講師の「やってみますか?」との声に、すすんで前に出てきます。一方、男性参加者はちょっと離れてベットメイキングの様子を眺めています。実際にホームステイの運営では女性が担うことが多い役割のためでしょうか。

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つづいて、トイレ掃除の仕方。講師の先生がトイレへ移動し、スポンジを使ってトイレを掃除する方法を教えます。女性参加者はすぐについていきましたが、男性陣はまったく動く気配がありません。私がどうしようとやきもきしていると…ある女性参加者の方が「男もちゃんとついてきなさいよっ!」と声をかけ、男性陣もしぶしぶトイレに集まってきました(笑)

先生がスポンジをわしづかみ便器に手を入れると、参加者から「おおー」との声が。まさか、林業省の偉い講師の方がここまで教えてくれるとは思っていなかったようです。

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そして最後に、私の前任インターンの野田さんが開発したやし砂糖シロップのお土産を配ってこのホームステイ講座は終了!参加者はホームステイの基本が学べた一方、もうすでにホームステイを実践している家庭にとっては自分たちのやり方に自信がついたのではないのでしょうか。

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