機関誌「地球のこども」 Child of the earth

Mission Complete (旧)NPO法人ねおす にききました【北海道】 2016.08.10

文:高木 晴光

1992年に任意団体北海道自然体験学校NEOSでスタートした「ねおす」は、その後、NPO法人化し、子どもの自然体験活動、エコツアーの実践、 自然体験型環境教育に関わる人材育成に努めて、北海道を中心に岩手、三重等の各地に地域活動の拠点となる自然学校の設立をしてきました。

地域に関わるほど、その地域資源(素材)を材料とした活動に特化してプログラム化(材料の教材化)を図ってきました。しかし、関われば関わるほどに、自然体 験のみならず、地域の社会的課題(例えば、少子高齢化、自然公園管理、森の利活用等)の解決にも向き合う、地域づくり的な独自の活動も展開するようになりました。

銀河ネットワーク

ねおすが持つ使命は拠点ごとに細分化され育ってきました。当初から「銀河ネットワーク」なるもの(自主自律した個性ある小集団を各地に創出させ、それらがゆるやかに相互協働するネットワーク型運営)を目指していたので、必然の結果でもあります。

それ故に、格好良く言えば、つまり本体NPOの使命は、Mission Complete. それぞれの拠点が地域に関わり、独自に発展してゆくことが、リスクマネージメントの面からも必須の状況となり、2015年度をもって 解散分派の道を選びました。

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この「ゆるやかな関係」というのは、多様性を包含し認めています。実はこれまで経験したことがない、相当高度なマネージメントが必要であると思うので、目標に対してやっとスタートラインが引けた(かもしれない)というのが正直なところです。

大雪山自然学校、いぶり自然学校、大沼牧場、黒松内ぶなの森自然学校をコア実践拠点として、複数の個人起業をもって2016年、再出発を致します。皆様、よろしくお願い致します。

大沼流山牧場

大沼流山牧場

いぶり自然学校:森の公民館活動・木育広場

いぶり自然学校:森の公民館活動・木育広場

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高木 晴光(たかぎ はるみつ)

輸入業、不動産開発に従事後、1992に北海道自然体験学校NEOSを設立。エコツーリズムや自然体験キャンプを自然体験型環境教育の手法として実施。関わる人材育成にも傾注し北海道を始め各地に人材を輩出した。2016 NPO野外計画社を新たに設立、ねおす銀河ネットワークの完成を夢見ている。

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