はじめまして。上智大学 地球環境学研究科の李倩(リ セイ)と申します。中国人の留学生です。
今年の6月から約8か月間、CSOラーニング制度を利用して、日本環境教育フォ―ラム(JEEF)でインターンシップ生として「市民のための環境公開講座」などの活動を担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
CSOラーニング制度は日本全国の大学生・大学院生を対象にし、(公財)損保ジャパン日本興亜環境財団が主催している環境分野のCSO(市民社会組織、NPO・NGOを包含する概念)でインターンシップを経験する制度です。それぞれの活動を通して、環境問題や市民社会のあり方について考え、より視野の広い社会人になってもらうことを目指しています。
私は三年前に日本へ留学にきました。最初の時、一番大変だったのはゴミを捨てることです。大家様から一度説明をしていただきましたが、日本語がまたわからないため、ゴミの分別をうまくできませんでした。そして、区役所から中国語版のゴミ分別説明書をいただき、日本語学校が主催した外国人のためのゴミ分別説明会を参加した上、やっと慣れるようになりました。
今年の四月には上智大学の地球環境学研究科に入り、「循環型社会形成・廃棄物対策論」という授業で日本のゴミ分別の歴史を勉強しています。中でも印象に残っているのが、名古屋市の事例です。名古屋市は日本でゴミ分別の先駆者として大変努力しました。特に、ゴミ分別を習慣として市民に身につけられるため、相当回数の説明会を催しました。
現在、日本国内でのゴミ分別はほぼうまく進んでいます。そのおかげで、毎年、日本のゴミ排出量も減少しています。以上の経験で、人々に対する環境教育はとても需要だと私は思っています。
CSOラーニング制度のおかげで、私は日本環境教育フォ―ラム(JEEF)に入り、インターンシップ生として働き始めました。これからの一年間、「市民のための環境公開講座」を担当すると同時に、他のイベントや活動も積極的に参加したいと思います。そして、それぞれの活動を通して、日本の環境教育に関する知識を学び、自分自身の環境意識を増やせるように頑張りたいと思っております。