【事業名】高校生の挑戦! ブータンのためにお土産を作りたい!
【実施期間】5月29日〜7月28日
【実施地】ブータン王国ハ県
【主催】ブータンお土産開発部
【協力団体】Readyfor
私たち中央大学杉並高校のブータンお土産開発部は、高校生と大学生から成る団体です。ブータン初の食べ物のお土産を開発し、来年ブータン・ハ県に開業する道の駅で、お土産として売りに出すことを目標にしています。
私たちが開発したお土産は、ブータンの郷土料理である、日本の餃子に似た食べ物「ヒュンテ」を自宅で作れる「ヒュンテ手作りキット」と、ブータンのお茶菓子「カプゼ」の2つです。2016年の夏に、高校のプログラムでブータン、ハ県を訪ねた私たちは、現地の若者向けの職が少ない現状と、食べ物のお土産がないことに気が付き、帰国後の事後学習でお土産開発に挑戦しました。
クラウドファンディングに挑戦
2017年度に入り、学校の枠を超え有志のメンバーで集まり、JEEFの協力のもと、今夏の再渡航を目標に5月末~7月末の約2ヶ月間でクラウドファンディングに挑戦しました。私たち学生にとっては困難の連続で、何度も諦めそうになりました。しかし、支えてくださった支援者や関係者のお陰で、1,754,000円の活動資金を集める事ができました。
特に心に残っているのは、クラウドファンディング挑戦中の7月27日に(株)フルッタフルッタと合同で開催したセミナー。そこでは高校生メンバーの2人が活動についてプレゼンをし、長澤社長をはじめとするたくさんの大人にアドバイスをいただきました。このことは私たちの財産です。
ハ県でお土産セミナー開催
お陰様で、高校生3人は8月15日~18日の3日間でハ県に再渡航をし、無事にお土産開発セミナーを開催することができました。今後私たちは、3人からの報告をもとに、さらに質の良いお土産にするための改良と、実現に向けての決めるべきことの決定を行います。これからも私たちの挑戦は続きます。今後とも、私たちお土産開発部を温かく見守っていただけたら嬉しく思います。
最後になりますが、クラウドファンディング挑戦中に、私たちお土産開発部を支えてくださった皆様に改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。
文:富澤遥子(インターン)
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