【実施期間】2013年11月16日(土)~11月18日(月)
【開催地】(公財)キープ協会・清泉寮(山梨県)
【主催】JEEF
【運営】(公財)キープ協会
文:菊池 彩花(JEEFインターン生)
今回、ボランティアスタッフとして清里ミーティングに参加してきました。いま改めてあの5日間を振り返り、参加してよかった! と心から感じています。充実した忙しさと、予想外の出会いの連続でした。
ボランティアスタッフは開催日の2日前に清里へと集合します。今年度は初参加のメンバーがほとんど。お互い戸惑いながらのスタートでした。けれどこの5日間、ともに裏方として働いた16人のボランティアスタッフは、私が清里ミーティングで最初に得た、大切な出会いとつながりになりました。
清里ミーティングの一番の魅力、それは人との出会いやつながりの拡大にあると思います。ひとくちに環境教育と言っても、参加者の経歴・所属・活動は多岐にわたり、誰と話してもどんなテーマであっても、グイッと引き込まれるものがありました。さらに普段は生物学ばかりをやっている私にとって、あの空間すべてがまさに異分野。知らないことだらけの楽しさも、存分に味わわせていただきました。
そして私にとっての異分野、環境教育の魅力を教えてくれたのは交流会の時間です。私たちボランティアスタッフも、夜の交流会になるとスタッフジャンパーを脱いで参加者と一緒に交流の輪に混ざります。そのわずか数時間でも、もったいないほどの出会いをたくさんいただきました。環境教育に全力を注ぐ同世代にエネルギーをもらう場面もあれば、現場で活躍されている方の声にただただ耳を傾ける場面、裏話や愚痴が飛び交う場面、世代を超えて議論し合う場面と、語らいの場は様々です。交流会のテーブルの上にずらっと並ぶ、個性的な名刺たちがとても印象に残っています。たった一回のイベントで、これほどまで「面白い」人たちと出会い、つながりを持てる機会はそうないのではないでしょうか。
ご縁があり、来年度はもしかすると小学校で環境教育の授業をする機会をゲットできるかもしれません。大学で環境教育を学んでいない私にとって、これはまったく予想外の機会でした。きっと他にもたくさんの人が、清里ミーティングをきっかけに予想外のチャンスと巡り合うことができているのだと思います。
興味がある、というだけで終わってしまいそうだった私にとっての環境教育、清里ミーティングを通してぐっと引き寄せられたような気がします。きっかけをきっかけで終わらせないように、つながりの先を見にいきたいと思います。
地球のこどもとは
『地球のこども』は日本環境教育フォーラム(JEEF)が会員の方向けに年6回発行している機関誌です。
私たち人間を含むあらゆる生命が「地球のこども」であるという想いから名づけました。本誌では、JEEFの活動報告を中心に、広く環境の分野で活躍される方のエッセイやインタビュー、自然学校、教育現場からのレポートや、海外の環境教育事情など、環境教育に関する幅広い情報を紹介しています。