事務局日誌 Blog

「王子の森・自然学校」を開催しました! 2022.08.04

こんにちは!CSOラーニング生の尾鷲凌子です。

7月25~27日の3日間にわたって、「王子の森・自然学校」を開催しました。

王子ホールディングス、ホールアース研究所、JEEFが共催で実施した体験型の環境教育プログラムです。

 

「王子の森・自然学校」は、「人・森・産業のつながり」を楽しく学ぶコンセプトのもと、小学校4~6年生を対象に2004年から開催しています。

今年は、新型コロナウイルスによる感染症拡大の状況を考慮し、zoomを使ったオンラインで開催しました。

 

プログラムは、木工クラフト体験を行う「森のリサイクル編」と、紙すき体験を行う「紙のリサイクル編」の2部構成で、全12回実施しました。全国から230名の小学生が参加しました。

JEEFは、全体サポートと紙のリサイクル編の司会を担当し、私はオブザーバーとして参加させていただきました。

 

「森のリサイクル編」は、ホールアース研究所が司会とクラフトを担当。はじめにアイスブレイクとして、参加者の家の中にある「木でできたもの」を探して、その紹介をしました。

プログラムの前半では、木を植えて育て、伐って使い、また植えるという森の循環について、また森が持つ働きについてクイズを通して学びました。後半は実際に間伐材を使って、クラフト「森のかけらキーホルダーづくり」に取り組みました。

 

「紙のリサイクル編」では、はじめにアイスブレイクとして、参加者の家の中にある「紙でできたもの」を探して、その紹介をしました。

プログラムの前半では、紙の原料やリサイクルの仕組みとSDGsとの関連をおさえ、工場での紙作りの流れをクイズを通して学び、後半は「紙すき体験」に取り組みました。

 

クイズでは、私が知らなかった知識もいくつかあり、

・鼻をかんだティッシュは衛生面の関係からリサイクルできない

・不織布マスクは紙ではなくプラスチックでできている

など、普段利用しているものにもっと関心を持たなきゃ!と奮い立たされました。

木工クラフト・紙すき体験では、子ども達が真剣にものづくりを行っている様子を、楽しみながら見学しました。

木工クラフトでは、やすりで木を磨く回数を数えたり、紙すき体験では、上手に作ろうと分量など様々な質問してくれたり…

子ども達の活き活きとした姿を見ていると私も自然と笑顔になりました。

今回の開催は感染症対策の観点からオンラインでの実施となりましたが、子ども達の興味・関心、また期待に添えるよう、プログラム進行の点でスタッフどうし話し合いを重ねて作り上げていく様子も見させていただきました。

体験に限らず、クイズに答える姿勢や、疑問を投げかけてくる子ども達の積極的な態度から、環境問題解決の取り組みには、普段当たり前のように感じる事でも、疑問を持ち、考え、発信していく力の必要性を感じました。

今回、オブザーバーとして参加させていただいたことで、「王子の森・自然学校」のプログラム全体を内/外の両側の視点から見させていただく貴重な機会をいただきました。

この経験を次回以降の活動に活かしていきたいと思うので、これからの私の活動をぜひ、見守ってください!

 

(文責:CSOラーニング生 尾鷲凌子)

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