実験や観察を通して海洋プラスチック問題を学ぶ!
海洋プラスチックごみに関する環境教育出前授業
海洋プラスチックが環境や生きものにどのような影響を与えるのか、実験を通して理解を深め、主体的に行動するきっかけをつくる体験型の出前授業です。
楽しみながらSDGsやサステナビリティといった概念について学びます。
※この事業はジョンソン株式会社のサポートを受けて実施します。
うみとプラスチックのおはなし
貝殻、木の枝、空き缶、プラスチック製品など、砂浜にはいろいろなものが流れ着きます。これらの漂流物はどうやって砂浜までやってきたのでしょうか?
このプログラムでは、実際に海岸に漂着していた海洋ごみやプラスチック片を使った実験を通して、海洋ごみが流れつくしくみと、生きものたちに与える影響について考えます。
まずは砂浜に落ちていたいろいろなものを観察し、それが水に浮くのか、沈むのかを予想します。そして水の中に入れて検証してみることで、プラスチックが海の中のどのあたりに存在しているのか、それは生きものにどのような影響を与えそうかを考えてみます。
さらに、横浜市の海岸から集めてきたプラスチック片と砂が入ったビンの中から、プラスチック片だけを回収するチャレンジ。予想していたよりもたくさんのカケラが出てくることに子どもたちは驚き、小さなカケラになってしまっては回収が難しいということを実感します。
それなら海に流れ出る前にできることは何だろう?子どもたちは、身の回りのものを「プラスチックの方がよいもの」「プラスチックじゃなくてよいもの」「こんなにプラスチックじゃなくてよいもの」に分類するワークを通して、身の回りにも削減できるプラスチックがあることに気づいていきます。
プラスチックがすべてダメという極端な思考に落とし込むのではなく、「プラスチックの方がよいものもあるけれど、変えられるものもある」という科学的な思考に結び付けることで、日常生活の中で環境問題について考え続けられる自立的な姿勢を育てます。
※本プログラムは、ELMSセンターのアプローチをもとにした探究型のプログラムで、横浜市資源循環局が作成した環境学習ガイドラインを参考にしています。
ELMS(エルムズ)センターとは?
ELMS(Exploratory Learning in Math and Science)は、日本環境教育フォーラム内にある、考えることが楽しくなるような科学と数学の探究的な学びを通して、子どもたちの学ぶ意欲をくすぐる研究所です。体験学習の理論に基づいて構成された、実験や観察をするだけでなく、生徒たちの自由な想像力を引き出しながら、科学や数学の基本概念や方法を学ぶ探究プログラムを提供しています。
知識を提供するだけではなく、実験や観察、ディスカッションを通して体験的に海洋プラスチック問題について学ぶことで、子どもたちから「もっとやってみたい!」というアクティブな知的好奇心を引き出します。
開催概要
対象 | 横浜市の小学校 5-6年生 ※他の学年も応相談 |
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時間 | 2時限(約90分) |
費用 | 無料 |
教材 | 事前に送付いたします ※参加者全員に海洋プラスチック問題について学べる小冊子を贈呈いたします |
実施 形態 | 1クラスずつ、または2クラス同時並行での実施が可能です |
留意 事項 | ・教室にあるモニター、水道等をお借りいたします。 ・記録、報告用に授業中の様子を撮影させていただきます。 ※主に手元を撮影し顔や名札等個人が特定できないよう画像を処理します。 ・新型コロナウイルス感染拡大予防対策は、学校の基準に従って実施いたします。 |
主催 協力 | ジョンソン株式会社 公益社団法人日本環境教育フォーラム/ELMSセンター |
お問合せ
公益社団法人日本環境教育フォーラム
電話 : 03-5834-2897(平日 11:00~16:00)
E-mail: elms★jeef.or.jp(★を@に変換)
担当 : 鴨川、木村、柴原