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「石垣島探究学習ガイドブック」を制作しました。 2023.03.07

石垣島探究学習ガイドブックは、西表石垣国立公園の自然環境を活用し、探究学習と連動した教育旅行プログラムのためのガイドブックです。日本最南端の自然文化都市であり、教育旅行先においても非常に人気の訪問先である石垣島を中心に、修学旅行や校外学習で石垣島を訪問する学校の生徒を対象に、学校での探究学習をサポートする教材となることを目的として制作されました。生徒が『石垣島探究学習ガイドブック』を使用し、自ら課題を見つけるための問いや指導方法について提案しています。

※このガイドブックは、環境省の「令和3年度(補正予算)国立・国定公園の利用拠点の魅力創造による地域復興推進事業で制作いたしました。

ガイドブックの中身、一部だけお見せします!

石垣島はどんなところ?

マングローブ林をカヌーで通り、海に出ます。1本の川が上流から下流まで、どのように環境が変化するのかが学べます。

海の熱帯雨林・サンゴ礁には、たくさんの生き物たちが暮らしています。

美しい大自然に囲まれ、華やかに見える石垣島にも、危機は迫っています。私たちにできることを考えてみましょう。

読み応えのあるガイドブック本体に加え、事前学習や事後学習をフォローする動画や、学校での探究学習をサポートする「ティーチャーズガイド」もぜひあわせてご活用ください。

ティーチャーズガイドには「用語解説」や「探究へつなげるヒント」など、ガイドブックを使って探究を深めるためのポイントを解説しています。

ダウンロードはこちらから

石垣島の自然体験・環境学習応援サイト
石垣島Open Door

制作の裏側

迫力あるイラストは、くじらぐも・﨑山絵里子さんによる制作です。全18ページです。

このガイドブックは、6名の検討委員のご協力のもと、ねらいから具体的なアクティビティやコンセプト、構成について議論しながら制作されました。(敬称略/五十音順)

  • 大堀 健司(エコツアーふくみみ 代表)
  • 川嶋 直((公社)日本環境教育フォーラム 主席研究員)
  • 神保 清司(NPO法人千葉自然学校 南房総市大房岬自然の家所長)
  • 関根 健吾((公財)キープ協会 環境教育事業部 副部長)
  • 古瀬 浩史((一社)日本インタープリテーション協会 代表理事)
  • 保垣 徹((株)日本旅行 地方創生推進部 チーフマネージャー)

<実地調査の様子>

 

<ツアーの様子>

11月29日(火)に制作したガイドブックを使い、教育旅行の受け入れを行うエコツアー事業者や学校の教員を対象にツアーを実施した。

ガイドブック制作の背景

小学校、中学校の「総合的な学習の時間」では、探究する過程を学びの本質と捉えています。2022年度より高校でも「総合的な探究の時間」が開始しました。
生徒をどう導いたら良いか、学校でも悩まれている方も多いのではないでしょうか。そのような方たちの一助になることを願って、「石垣島探究学習ガイドブック」とそれを補完する「ティーチャーズガイド」を制作しました。

石垣島は日本最南端の自然文化都市です。海から山まで幅広く存在する様々なアクティビティを通して、マングローブやサンゴ礁等の保全活動やその背景にある環境問題や、豊かな自然に恵まれた石垣島の文化についても学べます。それによって私たちの生活が自然の恵みに支えられていることを体感するとともに、自分たちのライフスタイルを見直すきっかけとなることを願っています。

<ガイドブック概要>

発行:公益社団法人日本環境教育フォーラム
編集:エコツアーふくみみ
協力:一般社団法人日本インタープリテーション協会公益財団法人キープ協会株式会社日本旅行
デザイン:株式会社TASTY DESIGN
イラスト:﨑山絵里子

 

文責:垂水恵美子(事業部国内事業グループ)

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