事務局日誌 Blog

CSOラーニング生が生活ゴミに関するワークショップを行いました! 2024.03.25

こんにちは!CSOラーニング生の梅本と山口と吉冨です。

313日(水)に「生活ごみから作るキーホルダーワークショップ」を実施しました!
本イベントは、私たちがCSOラーニング生として8カ月のインターン期間で学び、感じたことの集大成としてプロジェクトの企画、集客、運営までしました。 

ここでは、昨年の9月ごろより約半年計画した、① イベントの企画、② 当日の様子、そして 全体の振り返りについて紹介させていただきたいと思います!! 

イベントの企画
今回の企画テーマは「ごみ問題」!
このテーマを選んだ理由として、
・インターン期間中、インターン生3人が共通して学んだ問題である
・普段環境問題に関心がない人にとっても身近な話題であることから、このワークショップを環境問題を考えるきっかけ作りにしたい
という思いからこの企画を始めました。

プログラム内容を考える段階では、 ごみ問題というテーマを軸に「環境問題へのハードルを下げて、様々な人に楽しく学んでほしい」「参加した人たちに、また別の人にごみ問題を伝える役割を担ってほしい」という気持ちから、キーホルダー作りをすることに決めました。 

企画構想を始めたタイミングが遅かったため、集客にも苦戦し、プログラム内容も開始本番当日まで3人で試行錯誤を繰り返しながらの企画作成となりました。 

当日の様子
【第1部 講義パート】
1部は、身の回りのゴミに関心を広げるための講義を行いました。
ごみに対する参加者の関心を確認する目的で『「ごみ」ってなに?』、『どこからがごも?』、『誰が判断する?』という問いかけと机上のごみを各チームでグループ分けすることから始めました。
「包装容器、紙、袋」など材質や処理方法で分類するチームが多くみられました。参加者の多くはごみの廃棄法に対する関心が大きい様子でした。 

ごみに対する参加者の関心を確認した後、過去から現在までどのようなごみが排出され、処理されてきたのか歴史の流れを振り返り、身の回りにどのようなゴミが落ちているのか実際に私たちが「街」、「川」、「海」の3か所にて撮影したごみの写真を比較しました。 

参加者からは、「どの場所ども同様に吸い殻や缶、ペットボトルなどが落ちている」、「街には手袋や傘など生活感のあるものが落ちている」などの意見が出ました。
排出されているごみが似ていることから街→川→海の順にゴミが流出しているのでは、このごみはどこに消えていくのか、海に流れ着いたごみは生物たちを苦しめる要因の一つになっているのではなどなど。 

最後に、「ごみの排出を減らすための手段」を考えました。「適切な方法でリサイクルする」、「過剰包装のものを使用しない」、「自給自足をする」、「量り売りの実施」など多様な手段が生まれました。

参加者と共に、よりよい未来にするための手段を考えることができました。

【第2部 ワークパート】
第2部では、生活ごみを使ったオリジナルのキーホルダー作りを行いました。
このワークの目的は、以下の2点です。
1.生活ごみにごみ以外の価値を生み出すためのアップサイクルの方法を考えること
2.生活ごみを使ったキーホルダーを普段から身につけることで、周りの人にプラスチックごみ問題を伝えるアイテムとして活用する

1部の中でゴミを減らすための手段を考えると、多様な意見が交わされ、参加者のみなさんはごみを減らす方法に対する関心が高まった様子でした。
そこで、ごみを減らす1つの方法として、ごみに新たな価値を生み出すことで生まれ変わらせる「アップサイクル」を体験してもらいました。今回取り入れたアップサイクルは、レジンを使った「生活ごみのオリジナルのキーホルダーづくり」です。 

参加者は、生活ごみを観察することから始めた様子でした。ごみにはどんなデザインがあるのか?何色のごみを使うのか?キーホルダーにするには、ごみのどの部分を切り取ろうか?など、自分だけのキーホルダーを作るために真剣に悩んでいる様子でした。 

デザイン決めの際には、多様な発想が見られました。スーパーボールを割ってキーホルダーに埋め込む、パッケージのロゴを切り取る、貝殻を砕いて和風に仕上げる、キーホルダーを送る相手の名前をデザインする…ここに挙げたデザインはほんの一部で、ゴミの特徴を活かして、一人一人がデザインの異なるキーホルダーを作成していました。 

ワークの最後、完成品を手にした参加者からは「おー!」「すごい!」「可愛い!」などの声が聞こえてきました。キーホルダーをすぐに付けてくださる方もいて、ごみを自分でアップサイクルすることで愛着が湧いたかのように感じられました。 

全体の振り返り 

【梅本】
イベントを企画するためにはこんなにも沢山のことを考える必要があるのか!というのが、まず真っ先に出てくる感想です。スケジュール管理や連絡の取り方、道具調達など、今後社会に出たときにも活かせる反省が学生のうちにできたのは有り難いことだなと思います。この経験をこれからも活かしていきたいです。そして、とにかく何より、当日何とか成功させることができて良かったーーー!!今回のイベントは私ひとりでは決して完成させることができませんでした。今回の企画のために関わってくださった皆様、心から感謝しています。 

【山口】
3人の日程を合わせることができず、想定よりもプロジェクト計画に時間がかかってしまったこと含め、プロジェクト当日まで苦労する点がいくつかありました。これも含めて良い経験をすることができました。イベント当日もファシリテータとして参加者同様に自分たちのイベントを楽しめたこと、参加者と共に一緒に考え、学びを深められたこと、そして私たちインターン生のプロジェクトという形で活動を終えられたことはインターン活動を振り返る上で貴重な思いでになりました。多くの学びの場を提供してくださったJEEFの皆様、同期の吉富さん、梅本さん、イベント参加者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!! 

【吉冨】
9月頃から話し合いを始めましたが、各々が卒論や研究発表が重なって、思うように進まない期間もありました。しかし、開催したいという3人の想いを再確認し、職員の方にサポートしていただきながら無事に開催出来ました。参加者に伝えたいことへの共通認識を持って企画を進めることの重要性や、参加者の思考を止めない場作りなど、企画から運営まで行ったからこそ学べたことが多くありました。今後もこの学びを活かしていきたいと思います。サポートしてくださったJEEFのみなさん、参加者のみなさん、一緒に駆け抜けてくれた梅本さんと山口くん、ありがとうございました! 

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