9月になりましたが、まだまだ夏らしい気候の日が続きますね。
先日の、小中学生の親子向け「親子SUPクリーンアップat大岡川」も、夏空の下での開催となりました!
川の上をSUP(スタンドアップパドルボート)で進みながら、川のプラスチックごみの状況を自分の目で調査し、さらに、海に流れ出る前にごみを回収することを通して、海洋プラスチック問題と私たちの暮らしの関わりについて考えていくイベントです。
今回は、午前の部・午後の部あわせて、20組の親子が参加しました。
※このプログラムは、ジョンソン株式会社からの寄付金によって支援されています。
今回一緒に活動するのは、横浜SUP倶楽部のみなさん!日ごろから、活動場所周辺の川や桟橋の美化活動を行っていらっしゃいます。
まずは、パドルの使い方や、SUPに乗るときのコツについてのレクチャーから始まります。ライフジャケットを身に着け、パドルを持つ子どもたちの姿は、真剣そのもの。
陸の上で少し練習をしたら、早速SUP体験がスタートです!
SUPに乗って、みなとみらい地区の方面へと進んでいきます。この大岡川は、横浜の市内を流れ、最終的には横浜港へと繋がる河川。今回私たちがクリーンアップをしたのは横浜港のほど近く、いわば「川から海に流れていく、玄関口」の部分です。
道中、「あそこにある!」「コンビニのコーヒーのカップだ」と、さまざまなゴミが落ちていることに気づきます。
みなとみらい地区に到着!SUPの扱いにも慣れてきたので、帰り道は、ゴミを拾いながら漕ぐことにチャレンジ!
川には淡水の生き物たちが生息しているほか、港のすぐそばでは、クラゲや海の魚たちが泳いでいることもあります。私たちにとっても身近な川であるとともに、生き物たちの大切な住み家であることも、実際に見て学んでいきます。
帰ってきたあとには、集めたゴミを見ながら、親子で「どうして、このゴミは、川に落ちていたんだろう?」とおしゃべりをします。
誰かが川にポイ捨てをしたのかな?それとも、街中に捨てられてしまったゴミが、風で吹き飛ばされて川に落ちたのかな?
川にあるゴミは、始めからそこにあったわけではなく、かならず誰かが捨ててしまったものや、落としてしまったもの。もしこうやって拾われなければ、海へ流れ出て回収することが難しくなってしまっていたかもしれません。
人々の暮らしが川の環境に影響して、川はさらに海へとつながっていく。私たちの暮らしと海の環境問題が、とても深く結びついていることを、実際に自分で想像することで体感していきます。
活動を終えた子どもたちの表情は、達成感でいっぱいの様子!
楽しい体験は記憶に残りやすいものですよね。生活の中でも、今日のことを思い出すとともに、環境にやさしい気持ちもいっしょに心の中に持っていてもらえたら、何より嬉しく思います。
引き続き、横浜市から、海を守るためのアクションを続けてまいります!