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2月15日(土)~16日(日)に、北海道上川郡東川町で「キトウシ・こどもキャンプ」が実施されました!今回の参加者は20名。中には親元を離れて初めてのお泊りという子も。
子どもたちのドキドキの初体験の様子をレポートします🎤
初日、緊張した面持ちで会場であるキトウシの森・森林体験研修センターにやってきた子どもたち。最初に主催者であるNPO法人大雪山自然学校の荒井さんから2日間の流れや注意事項について説明を受けます。
説明を聞き終わると、早速これから遊ぶことになる森のフィールドチェックです!
一列になって雪山をせっせと上っていきます⛄
転びつつも、キャッキャと笑いながら楽しそうにどんどん前進していきます。
JEEFスタッフ小池はこの時点で息切れです。
出会って30分で助け合う子どもたち。
特に高学年の子どもたちは積極的に低学年の子どもたちの手助けをしていました。
(みんな初対面なのに、すごい!👏)
森の危険個所などをチェックして全容が分かると、早速遊び時間のスタートです🎶
思い思いに好きな遊び方をする子どもたち。
こちらは全力雪合戦!
スノーエンジェル作成中👼
スノーひよこ作成中🐤
なんとこの子は「100個つくる!」と目標を決め、本当にスノーひよこを100体作ってしまいました。札幌雪まつりもびっくりのピヨピヨロードの完成です🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤
大人たちは最低限の危機管理をしますが、基本的に子どもたちは自由に遊びます。
1人でもくもくと遊ぶ子もいれば、声をかけて一緒にソリ滑りをする子たち。
雪合戦を楽しむチームに、雪の中に村を作り始めるチームも。
それぞれが互いの楽しみ方を尊重した、何とも心地よい空間でした😊
さあ、沢山遊んでお腹が減ってきました。
室内に戻ると、羽釜で炊いたご飯の良い香りが・・・蓋を開けると「おおお~!」という歓声!炊飯器以外で炊かれているご飯を初めて見た子が大半でした◎
お昼ごはんは豚汁とおにぎり🍙
沢山遊んだので、食べる手が止まりません。
大雪山の伏流水で育ったお米はふっくらしていて甘みが強く、とても美味しかったです🤤
さあ、お腹もいっぱいになったところで午後からは室内でクラフトタイムです✏
新聞紙を広げて、何するの?とわくわくの子どもたち。
本日の材料は、こちら!デデーーーン!!!
みんなは「・・・ちくわ?」と言っていましたが、実はこれ鹿の角を輪切りにしたものなんです🦌鹿の角は1年のサイクルで生え変わるので、生え変わりの際に落ちた角(落角)を使っています。鹿角アクセサリーを作るために、まずは紙やすりで表面を丁寧に磨いていきます。
その後は、大人のスタッフにお願いして穴をあけてもらいます。
中には大きな部分を選んだ子も!何度も何度も一生懸命に紙やすりで磨いていました。
クラフトタイムが終わると自由時間です。
室内遊びでもみんなの個性が爆発します🌋
「何分でもくるくる回ることができるよ!」
とくるくる自慢が集まってひたすらに回り続ける大会が始まったり、
「コサックダンスが得意なんだよね!」「僕もだよ!」とコサックダンス大会が始まったり
「引っ張って~」とひたすらに床をすべり続ける謎のレースが始まったり
おもちゃが無くても子どもたちはなんでも遊びに変えてしまいます。
その想像力に大人たちは脱帽でした😲✨
沢山遊んだ後は夕飯を食べて、みんなでお風呂へ♨
帰ってきて布団に入るとすぐにぐっすり寝てしまった子どもたち。
緊張もしたけれど、沢山動いて沢山笑った一日目でした😊
🌠 🌠 🌠 🌠
明朝、スタッフが準備の為に早めに起きると、月明かりの下で何やら怪しい人影が・・
なんとしっかり着替えて朝からルービックキューブをやっている子どもたちが!
飽くなき探究心にあっぱれです🌄
早く起きていた子たちにもみんなを起こすのを手伝ってもらい、今日はモモンガ探しからスタートです💡
早朝のまだ薄暗い森の中をずんずん進んでいきます。
巣まで到着しましたが、なかなか現れてくれないモモンガ。
「そうだ、雪のお風呂を作ろう!」と遊びながら待つこどもたち⛄
結局この日は見つけることができず、残念ですがモモンガの森を後にしましたが、
帰り道はきれいな朝焼けを見ることができて、とっても清々しい時間でした。
さあ、今日もガンガン遊んでいきますよ~!
ソリ滑りのコツを大分つかんできた様子のみんな🛷
雪だるまつく~ろう♪と歌いながら作成中⛄
巻き割りをして、焚火をするチームもあります🔥
こちらは室内遊び組🎶
ゲームが初めての子には、知っている子が丁寧に教えてあげていました。
学年も性別もごちゃ混ぜになって遊んでいます😊
たーっぷり遊んで帰ってくると、スタッフの皆さんがお昼ご飯を用意していてくれました。
キャンプ最後のご飯は、北海道名物の「芋もち」と「鮭のちゃんちゃん焼き」です🥔
「おいし~~~~い!!」と全員がほぼ完食でした👏
ご飯後には大人は何も言っていないのに「お手伝いしてもいい?」と率先して洗い物をしてくれました!
あっという間に最後のまとめの時間です。
小人数のグループに分かれて、一番思い出に残っていることについて話し合い、紙に文字や絵で表現しました。
最後にみんなが書いたものを見せ合いっこします。
「秘密基地を作ったのが楽しかった」「モモンガを次は絶対見つける!」「みんなで食べるご飯が美味しかった」などなど、それぞれが楽しんだ部分を教えてくれました😊
1泊2日のキトウシ子どもキャンプ、みんな笑顔で無事に終了しました🎉
沢山遊んで、沢山考えて、どんどん自分から動き始める子どもたちを見ていて、その成長速度に驚くばかりでした。
言い争いになったり、次の行動に悩んでしまっても大人は極力手を出さずに見守っていると、人見知りだった子が他の子に初めて助けを求めたり、困っている子を見つけたら声をかける子が出てきたり、慰めてくれる子や、元気づける子、率先して進行してくれる子、それぞれが自分の性格や得意なことを活かした関わり方をし始めて、自分たちの力で1泊2日のキャンプを作り上げてくれました。
子どもたちが主体的に動けるキャンプの構成を考えて、事前準備や安全管理に奔走してくださったNPO法人大雪山自然学校のみなさん、本当にありがとうございました!
⛄ ❄ ⛄ ❄ ⛄ ❄ ⛄
本企画は、東京マラソン2025チャリティの寄付金により実施いたしました。JEEFでは、様々な形で頂戴したご寄付や会費を活用させていただくにあたり、身体的理由や経済的・地域的な理由などで、これまで私たちのプログラムに参加する機会のなかった方々との出会いの場を増やし始めています。
文責:小池涼子(事業部・第2事業グループ)