こんにちは。国際事業部の田儀(たぎ)です。
梅雨に入って、蒸し暑くなってきましたね。
少し報告が遅くなりましたが、5月16-21日にカンボジアに出張してきました。
日本環境教育フォーラムでは、2013年10月から、三井物産環境基金野ご支援を戴き、『カンボジアにおけるオオヅル及び生息地の保全に関する環境教育・普及啓発事業』を、カンボジア最大の環境保全NGOのMlup Baitongと実施しています。
今年3月から本案件を担当することになり、初めての現地視察でしたが、まず14年ぶりに訪問したカンボジアの変化に驚かされました。
プノンペンの街には高層ビルが建ち始め、一見するとタイの地方都市に来たような印象でした。
私たちが事業を行っているKampot州、Kampong Trachは、電気も水道もまだ通っていない地域で、3つの小学校を対象に、州政府、学校の先生、Mlup Baitong, 日本環境教育フォーラムの4者で教材を作っています。現在は、教材の草案を試行授業で揉んでいる段階で、私が訪れたのも試行授業の見学が目的でした。
現地を訪れたのは5月19-20日で、昼過ぎからの授業はうだるような暑さの中で行われました。
Mlup Baitongの担当者によると、当日試行授業を行った先生は教材作成チームの中でも最も指導の上手い先生だったそうです。
なるほど、生徒たちの目の輝き、先生の話しかけへの反応の良さ。
40度近い気温の中で行われていることすら忘れてしまっているようでした。
授業の後は、先生たちが集まっての意見交換。
教材が完成するのは今年後半の予定だそうです。
12月に再訪する予定ですが、その頃には今回出会えなかったオオヅルたちもやってきていると期待しています。