バングラデシュ・クルナ市でのウエイスト・ピッカー(廃棄物回収人)の社会脆弱性を緩和し、クルナ市での廃棄物管理を改善していくための活動を2015年10月より実施しています。今回は、Rajbandh No.1ごみ最終処分場の近くの小中学校にて、ウエイスト・ピッカー40名程度(子ども、女性含)、クルナ市役所保全部、現地の協働先であるバングラデシュ環境開発協会(ローカルNGO)と意見交換会を行いました。
ウエイスト・ピッカーからは、健康に関する問題が多くだされました。特に、子どももウェイスト・ピッカーに多く関わっており、女性であれば小さい子どもを連れてごみ最終処分場で有価廃棄物を拾っているため、子どもたちの健康やその成長に大きな影響をもたらして言えます。
ウエイスト・ピッカーと市役所が意見交換した実績はこれまでになかったため、今回はクルナ市の廃棄物管理についてお互いの意見を交換できる良い機会となりました。3月まではウエイスト・ピッカーの基礎的な情報を入手するため、対象地区でのインタビュー調査を継続していきます。
文責: 国際事業部 佐藤 秀樹