ワークショップ紹介
清里ミーティングの“核”となる「参加者企画ワークショップ」
清里ミーティングでは主催側で企画したプログラムの他に、参加者がワークショップを企画・実施し合いながら、お互いの学びをつくっていきます。
※実施エントリーは締め切りました。参加エントリーまでしばらくお待ちください。
ワークショップ
2日目午前(12月6日(土) 9:30~11:30)
■アメリカの国立公園について語ろう(室内)

世界で最初の国立公園が創られ、インタープリテーションが発展し、ユネスコ世界遺産システムのモデルにもなったとされるアメリカの国立公園。なんでもアメリカをモデルにするのが良いというわけでないことは言うまでもありませんが、今もなお先進性やたくさんの魅力もっていることもまた事実です。
このワークショップでは、最近国立公園を見てきた若手や、長年アメリカの国立公園に通う「国立公園GEEK(おたく)」がそれぞれフレッシュな視点、ベテランの観点から話題提供します。参加者との質疑応答や意見交換を通じて、これからの国立公園を考えます。
【実施者】古瀬 浩史(日本インタープリテーション協会/帝京科学大学)、増田 由香子(日本インタープリテーション協会)、黒田 希咲(公益財団法人キープ協会)
【定員】30名
■知っておきたい生物多様性の基礎、基本(野外あり)

そもそも生物とは?命とは?多様性とは?ネイチャーポジティブの基本「生物多様性って何?」を学ぶ時間です。
野外の生きもの観察と座学から、基礎・基本の知識を共有します。
【実施者】安西 英明(公益財団法人日本野鳥の会)
【定員】25名
■あなたの発見 おしえてください in 清里(野外あり)

【定 員】20名
■自分とみらいをつなぐワークショップ(室内)

ミーティングに参加されている方はみなさん、環境教育、地球環境、SDGsなど様々な活動をされていると思います。私もそうなのですが、最近しみじみ思うのです。
私は、未来と自分をちゃんとつなげることができているのだろうかと。今の私、私の活動が未来にどうつながっているのか、私は未来につながるように行動しているのだろうか。
同じような思いを抱いておられる方がいらっしゃったら、一緒に考えてみませんか。考えていく手法はご用意します。ご興味あればぜひご参加ください。
【実施者】菅山リンダ明美((株)ハッピーエンジン)
【定員】25名
■インクルーシブな学びと遊びの場「星の寺子屋」にオンライン参加してみよう(室内)

一般社団法人「星つむぎの村」が毎月2回行っている「星の寺子屋」。なんとラッキーなことにちょうど12/6は開催日に当たります。清里ミーティング中の私たちもオンライン参加してみましょう。
ハンデのあるなしを越えて、みんなでつくる時間です。当日は朝の会(個々の近況報告)、12月のお誕生日会(その子の生まれた夜の空をプラネタリウムで再現して、星空観察と手話歌)、清里の森で冬さがし…を予定しています。オンラインでもできる限り自然体験を取り入れる工夫を続けているのも、「星の寺子屋」の特徴のひとつ。
住んでいる場所やコンディションはみんな違うけど、同じ空の下、つながりを感じあってともに生きる喜びを感じる、穏やかであたたかくて、胸に染みるひとときです。
前後に実施者からの「星の寺子屋って?」の解説や、みなさんで感想をシェアする時間もあります。ご参加をお待ちしています。
【実施者】鈴木 律子(星つむぎの村(ぐらいん屋))
【定員】30名
2日目午後(12月6日(土) 13:30~15:30)
■KP法超入門、そして自然の中でもKP法(室内)

KP法(紙芝居プレゼンテーション法)は、紙とマーカーそして話し手で作りだす、超アナログなプレゼンテーション手法です。シンプルに削ぎ落とされた手書き文字のKPシートをホワイトボードに貼りながら語りかける、アナログならではの味わいと力強さがあるのです。
今回はKPが全く初めての方にも分かりやすく体験していただきます。さらに「KP法を自然の中で使う」にはどんな方法があるのか?皆さんと知恵を集めてその可能性を探っていきましょう!KP法に初めて触れる方から、場づくりやKP使い(?)のベテランの方まで大歓迎です。
【実施者】川嶋 直(川嶋直事務所/日本環境教育フォーラム)、武石泉(日能研)
【定員】25名
■トヨタが挑む、サステナビリティの“自分ごと化” ― 行動変容を生む社員研修を考える(室内)

トヨタ自動車では、社員一人ひとりが「サステナビリティを自分ごととして捉える」ことに挑む研修に取り組んでいます。
自然体験や対話を取り入れ、カーボンをテーマに森と人の関わりを見つめ直しながら、サステナビリティを考える体感型プログラムを通じて、行動変容を促す学びのデザインを探ってきました。
本ワークショップでは、その実践を共有するとともに、今後この取り組みを他企業や他領域へどのように広げていけるかを、参加者の皆さまと共に検討します。
皆さまの現場での知見やアイデアを交えながら、企業におけるサステナビリティ人材育成の新たな可能性を共に描きましょう。
【実施者】鳥山 奈生子(トヨタ白川郷自然學校)、山田 俊行(トヨタ白川郷自然學校)
【定員】25名
■歴史・文化を伝える手法「リビングヒストリー」(野外あり)

リビングヒストリーとは、いわゆる「なりきりガイド」。地域の魅力の掘り起こしとして、歴史・文化を伝える手法の一つです。
今回は「清里の父」と呼ばれるポールラッシュ博士の足跡を、キープ協会のレンジャーがポールさんに扮してガイドを実施。また、質疑応答や意図開きの時間も設け、ノウハウ面もお伝えします。
通常のガイドとは異なる、「私」という一人称が持つ言葉のチカラをお伝えできればと思います。
【実施者】村井 孝一、山下 美夏((公財)キープ協会 環境教育事業部)
【定員】25名
■SPIREモデルで体験する幸福学ワークショップ(室内)

米国で最新の幸福学(SPIREモデル)を学び、「誰もが幸福を実感できる社会を作りたい」という想いから、その知見を広めています。
本ワークショップでは、SPIREモデルを用いて幸福学を体験的に学び、日常生活はもちろん、教育現場や地域・環境での活動にも活かせるヒントを一緒に探っていきます。科学的根拠に基づきながらも親しみやすい雰囲気で進行しますので、どなたでも安心してご参加いただけます。
【実施者】奥村康祐(センテナリー大学)
【定員】25名
■「あわい」にひらく センス・オブ・ワンダー/ただ感じることで―なにが起こる?(野外あり)

からだと山伏の「あわい」を生きる増田泰子と、森とデジタルの「あわい」を生きる杉山有香音で担当するワークショップです。
日々の慌ただしさを離れ、感じる力を静かに取り戻す時間。
前半では、「センス・オブ・ワンダー」に通ずる“あわいの身体感覚”について山伏的身体感覚を織り交ぜながらお話しします。続いて、呼吸を整え、身体をゆるめるボディワークで感覚をひらき、森の中へ。風や光、木々の気配に身をゆだね、言葉にならない世界と自分との境(あわい)に触れてみましょう。
思考を離れ、感覚がひらかれていくそのとき、あなたの中でなにが起こるでしょうか。感じることに出会う穏やかな時間です。
【実施者】増田 泰子(BeAct)、杉山 有香音
【定員】25名
3日目午前(12月7日 (日)9:30~11:30)
■インタープリテーション全体計画を作ろう!(室内)

「インタープリテーション」は、来訪者に自然や文化の魅力を伝え、満足度を高める活動です。地域資源の価値や意味、そこに込められたメッセージやストーリーを整理し、それをもとにガイドプログラムや展示、印刷物、メディア発信などを総合的にデザインするのが「インタープリテーション全体計画」です。
近年は、国立公園や文化遺産地域に限らず、観光地以外の地域でも計画づくりが進み、JEEFも各地でその支援を行っています。
今回のワークショップでは、その意義や効果、策定の基本的な流れについて、レクチャーとワークを通して理解を深めます。
【実施者】西村 仁志(日本インタープリテーション協会/広島修道大学)、古瀬 浩史(日本インタープリテーション協会/帝京科学大学)、川嶋 直(川嶋直事務所/日本環境教育フォーラム)
【定 員】30名
■地域の資源を次の形に~栄光の竹箸作り~(室内)

昔から私たちの生活に身近な存在だった竹製品。しかし安価なプラスチック製品に置き換わり、大量生産大量消費が繰り返されてきました。使われなくなった竹は、放置竹林として各地で問題となっています。
持続可能な暮らしが求められる現在、成長が早い竹は持続可能な資源として再び注目を集めています。
今回は竹箸作りに加え、竹の魅力現在の暮らしに繋げるアイデアを皆さんと一緒に広げていきます。
【実施者】齊藤隼人(彩り日和)
【定員】25名
■半歩、未来を考えるおうち自然学校
人生は、学生から社会人へ、独身から結婚・子育てへ、そして子育て期からセカンドライフへと、年齢、世帯構成(独身・夫婦・子育て世帯)、経験するライフイベントによって区分されます。こうしたライフステージの影響は、自然との共生を目指す「自然学校」においても少なからずの影響を及ぼします。
今回は、参加者一人ひとりの現在のライフステージ、またはこれから迎えるステージに合わせ、日常と自然が溶け合う新しい集いの場「おうち自然学校」を通して、「暮らしと自然」「子育てと学び」「地域との関わり」などをテーマに、実践例を交えながら、参加者全員で半歩先の未来の姿を具体的に考えます。このワークショップは、具体的な「行動」につながるアイデアと、それを共に支え合う「仲間」を見つける場となることを目指します。
【実施者】谷口哲郎(つがる野自然学校)、鈴木 律子(ぐらいん屋)
【定員】25名
早朝ワークショップ
■清里朝さんぽ(野外)
八ヶ岳ブルーの青空の下、朝日に包まれながらキープ協会のレンジャーとお散歩します。清里の自然と朝の澄んだ空気で、ゆっくり朝を過ごしましょう。
【実施者】公益財団法人キープ協会 環境教育事業部
■渡り鳥に出会おう!(野外)
少し寒いかもしれませんが、冬も元気な野鳥を観察して、元気をもらいましょう。ロシアから飛来した冬鳥にも出会えるはずです。
【実施者】安西 英明(公益財団法人日本野鳥の会)
■環境をからだで味わおう 〜朝の清里をからだで感じるストレッチ〜(室内)
朝の静けさの中で、身体と心をやさしく目覚めさせる60分のボディワーククラスです。
深い呼吸で内側をひらき、眠っていた感覚を少しずつ呼び覚まします。筋肉をただ伸ばすのではなく、“感じる”ことを大切に。重力に委ね、足の裏や背骨のひとつひとつに意識を向けながら、からだの内側に風が通るような軽やかさを取り戻します。
清里の朝の始まりを、静けさと透明な感覚の中で迎えてみませんか。
【実施者】増田泰子(BeAct)
JEEFとつながる
JEEF会員などからの環境教育に関する情報をお届けします。

