事務局日誌 Blog

インドネシア環境林業省からの取材! 2016.06.21

こんにちは。JEEFインドネシア事務所インターン生の菊川です。

JEEFでは2014年からJICA草の根技術協力事業として、グヌン・ハリムン・サラック国立公園内にあるマラサリ村で持続可能な観光開発の支援を進めています。

先日、そのマラサリ村にインドネシア環境林業省の広報部門の三名が国内の自然保護地域紹介の取材にいらっしゃいました!

マラサリ村の文化や自然を楽しむエコツアーを体験していただきました。

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早速、村の観光化を進める若者に、村の魅力についてインタビューを行います。その際、お茶畑から見える素晴らしい朝日が話題となり、ぜひとも翌朝行きたいということに。 

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朝、まだあたりの薄暗い5時。

朝日を見るためホームステイの家から、お茶畑の道を10分程歩きます。広報部門の三名は山の向こうから幻想的に昇るを朝日を、それぞれしっかり写真に収めていました。

その後、ホームステイに戻る道すがら、早朝から作業を行うお茶つみの女性たちに出会いました。女性たちはとても手際がよく、なんと多いときは1日に60キロもの茶葉を摘み取るそう。

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アニアニを使って稲穂を狩る女性

日が完全に昇った後は、田んぼに移動し、稲の穂狩り体験。「アニアニ」という伝統的な小刀をすばやく動かして刈り取っていきます。

農家の女性たちが広報部門の女性に使い方を教えます。

インドネシアでは実った稲の穂の部分だけを刈り取る伝統的な穂狩りはインドネシア国内でも姿を消しつつあります。さらに、都会育ちのインドネシア人にとってはいっそう珍しい体験だったようです。

その後、ガイドの若者たちと稲を使って草笛をつくったりと、どこか懐かしい農村の風景の中で子ども心に戻れたようです。

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そして!お待ちかねの昼食は「ナシリウット」

これは野菜やスパイスなどを加えた炊き込みご飯のことです。

このご飯をバナナの葉の上に広げ、焼き魚と野菜をおかずに唐辛子のソースをつけていただきます。味はもちろん、やっぱり、みんなで一緒に並んで食べるとおいしさが増す気がします!

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そして、最後は観光客にいつも好評な、ヤシ砂糖づくりの工程見学。

サトウヤシの木の樹液をじっくり煮詰めていくと、水分が飛んでいき黒糖のようなコクのあるヤシ砂糖が完成します。

この見学では煮詰める前の樹液や固まりかけたアツアツの砂糖を試食することもできます。

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今回、広報部門のみなさんには稲刈りやヤシ砂糖づくりなど、村の文化体験プログラムを取材していただきました。

このJEEFの支援が始まる以前の国立公園では、トレッキングなど自然体験が観光の中心で、文化体験はあまりありませんでした。

また、観光開発というと宿泊や食事の用意が住民の収入の大半でしたが、文化体験プログラムが実施されるようになって、稲刈りのおばちゃんや砂糖づくりのお母さんをはじめ様々な職人にさんなど、観光に関わらなかった村人にもメリットが生まれつつあります。

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今回ご紹介したように、ようやく少しづつ新しく村人を巻き込みながら、ガイドやホームステイなどを運営できるようになってきました。

これからはどんどん広報にも重点を置き、観光客のみなさんに来ていただこうとがんばっています。

今回の取材が集客につながることを願っています~!

 

 

 

 

 

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