5月下旬に、バングラデシュ・スンダルバンスの対岸に接する村落にて、天然蜂蜜収集人の5つの女性グループ(50人)を対象とし、天然蜂蜜のろ過の方法、商品開発やパッケージングについて学ぶ研修会を開催しました。
天然蜂蜜の品質向上を図るためのセッションでは、とれたての天然蜂蜜を3段式のネットを活用してろ過を行った後、蜂蜜を入れた容器の煮沸を行いました。そして、天然蜂蜜の容器が冷めた後で、再びプラスチック容器とネットを使用してろ過しました。
女性グループは、ろ過した蜂蜜とろ過していないものを試飲して吟味し、ろ過していない蜂蜜には蜂の巣の破片等が多く混在している一方で、ろ過したものは不純物が少ないことが目に見えて理解することができました。
女性グループからも、本ろ過プロセスは単純明快で特に難しいこともなく、お金をかけずにできる方法であるとの意見が多数を占めました。
本研修会でだされた女性グループからの意見に基づいて、引き続き天然蜂蜜収集人の生計向上を目指して本活動を展開していきます。
文責: 国際事業部 佐藤 秀樹