バングラデシュ・スンダルバンス(ユネスコ世界自然遺産登録)と対岸を接する農村部にて、天然はちみつ収集人50世帯を支援するための事業を、2016年2月から開始しました。今回は、これまでの成果をスクリーンに映し出される写真を見ながら、この約1年間の活動内容を確認しました。
天然はちみつ収集人協同組合(政府公式承認)の結成やその組織強化研修、燻煙器開発等によるはちみつ収集技能の向上、はちみつのパッケージング、ハンドメイドによるはちみつ石けんや飴の開発、そしてマングローブ植林活動等が実施されてきました。この約1年間は、主にはちみつ技能の向上を図るキャパシティ・ビルディングが主な活動で、天然はちみつ収集人にとっては、画期的な内容ばかりの1年ではなかったかと思います。
今後は、開発したはちみつ商品を、市場のニーズや顧客の関心をくみとりながらどのように市場へ販売していくのかが大きな課題です。天然はちみつ収集人が自らの力で生計向上と生活改善が図れるよう、私も全力でサポートしていく所存です。
文責: 国際事業部 佐藤 秀樹