2017年2月25日~27日、バングラデシュ・クルナ科学技術大学で行われた第5回南アジア廃棄物管理国際会議「Waste Safe 2017」に参加し、現在、クルナ市で行っているウエイスト・ピッカー(有価廃棄物回収人)を支援する事業の発表を、現地協働団体のバングラデシュ環境開発協会と一緒に行ってきました。
今回で第5回目を迎える本会議では、バングラデシュをはじめ、イタリア、インド、ネパール、韓国、日本等の廃棄物に関わる研究者、専門家が集まり、102の個別発表が行われました。個別発表のテーマとして多く見受けられたのは、ごみのリサイクル、焼却、医療ごみ、バイオガス等の技術的なテーマに特化したものでした。
廃棄物教育の視点やウエイスト・ピッカーを重視した私たちの廃棄物管理改善の発表は、少し異質のようにも感じられました。しかし、社会的に脆弱な立場にありながら、地域のごみを分別・回収して環境保全に貢献しているウエイスト・ピッカーの役割は大きいと思います。今後も、会議や学会等で、廃棄物管理の新しい風を吹き込んでいきたいと考えています。
文責: 国際事業部 佐藤秀樹