事務局日誌 Blog

\短期集中連載/インドネシアから国立公園スタディツアー③ 2025.01.23

JEEF では経団連自然保護協議会からの助成を受け、インドネシアのグヌン・ハリムン・サラック国立公園において「ジャワギボンの保全を目的とした生態調査と環境教育プロジェクト」を実施しています。

JEEFのインドネシア事業についてはこちらから

現在、インドネシアのプロジェクトメンバーがスタディツアーのため日本を訪れています!
3日目の舞台は、昨日に引き続き静岡県🗻
天候にも恵まれ、バスの窓からは常に富士山が見えました。
幸先の良いスタートです✨

そして、本日の訪問先はこちら!

\\田貫湖ふれあい自然塾//

富士山に見守られた、最高のロケーションです✨

田貫湖ふれあい自然塾は、富士箱根伊豆国立公園内にある環境省の自然学校第一号!🌱
施設とプログラムの運営を行っているのはNPOホールアース自然学校です。
本日はホールアース自然学校の小野さんに館内をご案内いただきました✨

開始早々、床に座り込みお話を聞きます。
座っていいの??と驚きつつも、どこか嬉しそうなメンバーたち😊

室内は裸足でOK👣
屋根裏で太陽によって温められた空気を送風ダクトで床下や建物内に送っている、エコな床暖房システムです。
親子連れが多いこの施設。赤ちゃんも安心してハイハイすることができます👶

施設概要の説明を受けた後、始まったのはなんと竹とんぼ選手権!



天井に吊るされた、高さの異なる金銀銅の三つの入れ物に竹とんぼを着地されることができると、景品をGETできます。メンバーのうち、一番上手だったのはハムダンさん。他のメンバーに飛ばし方のコツを聞かれていました。

実は、これが狙いなんです◎

田貫湖ふれあい自然塾にあるアクティビティは、どれも「失敗」を繰り返し練習して上手になっていく過程が必要なものばかり。上手な人や年長者にアドバイスを求めることで、自然と人と人のコミュニケーションが生まれていきます。安心できる人間関係の中で初めて「楽しい」という素直な気持ちを出すことができて、どんどん冒険する中で疑問が生じ、学びが生まれていきます。

自然の大切さや環境破壊の猛威を解くよりも前に、来館者は一人の人間であることを捉えて「人と人の繋がり」を意識する館内の工夫、そして「楽しいの中に学びがある」というスタッフ小野さんの言葉にメンバー一同は深く頷いていました✨



童心に帰りアクティビティを心から楽しむメンバー一同。
今まで見てきたインドネシアのビジターセンターは、紙の掲示物ばかりで、こんな展示方法見たことが無い!と感動の連続でした。


そしてメンバーたちが驚愕したのは、館内に作られた洞窟!
ヘルメットをかぶり、ライトをもってドキドキの冒険です。
(洞窟探索は館内スタッフが同行し、徹底した安全指導の下行われていました◎)



洞窟の中ではどんな生き物が暮らしているのか?!
なかなかできない体験にドキドキしながら探していました🦇

無事に生還する頼もしい後ろ姿です✨

そして、最後に小野さんから施設の運営体制や館内エコシステムの仕組み、
またビジターセンター創設を目指すメンバーに向けて運営時のポイントなど、とても具体的で丁寧なアドバイスをいただきました。


毎度のことながら質問が止まらないメンバーたち。
インドネシアにはない体制や仕組みに、ビジターセンターづくりのアイデアがどんどん湧いてきます♨

とても親身に館内の施設や運営のアドバイスを下さった小野さんはじめ、
温かく迎え入れて下さったホールアース自然学校のみなさん、本当にありがとうございました!!

▼NPOホールアース自然学校
https://wens.gr.jp/

スタディツアー最終日の1月27日(月)には、インドネシア活動報告会を実施予定です。
プロジェクトメンバーには地域のこれまでの軌跡と、今後の発展構想を語っていただきます。地域住民が主体となって進めるエコツーリズムにご関心をお持ちの皆さまのご参加をお待ちしています!

▼インドネシア活動報告会(参加無料・オンライン参加可)
https://www.jeef.or.jp/2025/01/65630/

文責:小池涼子(事業部第2事業グループ)

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