皆さんこんにちは!インドネシア事務所インターン生の野田です。
実は10月、マラサリ村は大忙しの月でした!
最初のイベントは、年に一度の収穫祭です。
稲穂が実りを付けると鳥を追い払ったり収穫をしたりと村人の多くが棚田に出かけるため、
村の雰囲気が一転、とても静かになります。
そんな収穫の時期に合わせて行われた収穫祭。
長老たちは儀式の準備、子供たちは出し物の準備、村長たちは招待客の対応に追われていました。
収穫祭はマラサリ村の伝統を最も深く感じることが出来るイベント、
私も早く結婚できるよう聖水を変えてもらったり、
収穫祭のときにだけ食べる炊き込みご飯をたらふく食べたり、
インドネシアの伝統衣装クバヤを着せてもらうなど村の温かいお祭りの雰囲気を楽しませて頂きました。
そんな収穫祭が終わった翌日から、JEEFインドネシア事務所矢田さんのコーディネートで、ジャカルタ在住の日本人グループ、ジャカルタ写真部とジャカルタトレイルランクラブの皆様17名を受け入れました。
マラサリ村でのトレイルランは初めての取り組みだったためどうなるのかドキドキしていましたが、ランナーいわくマラサリ村の原生林の中を走るのは最高だったとの声を頂い嬉しい限りです。
他にも、棚田での収穫作業が見れたり、
テナガザルやオナガザルを至近距離で観察することが出来たり、
珍しく素晴らしい星空が広がっていたりと、写真部の皆様にも楽しんでいただけたのではないかと思います^^
そしてまたその翌日、今度はジャカルタの高校生180人がやってきました!
かなりの大人数でしたが、以前からホームステイを営むベテラン・スルヤナさんがリーダーとなり、文化体験や交流会などを企画運営していました。
私は最後の交流会から参加したのですが、さすが高校生。盛り上がり方が若かったです。
村人がスンダ民族の踊りと歌で迎えたのに対して、高校生はボイスパーカッションやアカペラの合唱で答えてくれました。
私は最後の副村長のスピーチになんだかうるっときてしまいました。
そしてなんと次の日には国際林業国際センター(CIFOR)のプログラムの受け入れが待っていました。
ドイツ、ラオス、ベトナム、マレーシアそしてインドネシアから集まった総勢18名のグループは、
村のお母さんグループ、お父さんグループとのディスカッションをしました。
その他、
村にあるローズガーデンにお連れしたり、
ヤシ砂糖の原料である樹液をウエルカムドリンクで出すなど
村の人たちが自身で考えた新しい試みが行われていて
そういったホスピタリティに訪れた方々も楽しんで帰っていってくれました。
こうして終わりを迎えた10月。
実はこれからもうひと団体受け入れがあるのですが、それまではマラサリ村の人々もしばし休憩。
いつもゆったり動いている村の人たちが時間を気にしながら動く様子はなんだか頼もしいようで危なっかしい気もしましたが、こうして経験を積みながらこのプロジェクトが成功に向かってくれればいいな、と思う1ヶ月でした。
これは久しぶりの休日にその場で釣った鯉を揚げて、それをおかずにピクニックしているところ。
美味しいごはんのあとの合言葉は「mantaaaap!(サイコー!)」
村のみんな、今月もお疲れ様でした!