JEEFでは、環境ユース海外派遣研修(主催:環境再生保全機構)の運営業務を担当しています。
ここでは研修11日目~13日目に訪問したチラルム川の様子をお伝えします!
チタルム川は西ジャワ州を流れる全長約300kmの川です。
流域の森林荒廃、企業による工場廃液の垂れ流し、地域住民によるごみの不法廃棄などによって環境破壊が進んでおり、2007年に「世界で最も汚染された川」という負の評価を得ました。
そのチタルム川の環境活動を学ぶために西ジャワ州環境局、協同組合Bangkit Bersamaなどを訪問しました。
西ジャワ州環境局では、チタルム川流域総合管理計画についての行政の立場からのアプローチや産官民連携の重要性について学びました。軍を動員した浄化プログラムなどにより水質は以前と比べて改善されたとのことです。
協同組合Bangkit Bersamaはチアンプラス村の村民によって構成される協同組合です。
インフォーマルセクターであるウエイストピッカーの組織化や回収されたゴミの再利用を目的とした「ごみ銀行」活動の実施、ホテイアオイを利用した雑貨の製作と販売など、市民社会によるごみ問題解決に向けた取り組みを学びました。
また、空き時間は音楽や手遊び、サッカーなどで村の子どもたちと文化交流をしました。
【過去の日誌】
文責:加藤超大