事務局日誌 Blog

市民のための環境公開講座レポート「自然をつなげる持続可能で豊かな暮らしと住まい」 2021.01.19

市民のための環境公開講座パート3「サステナブルなライフスタイル」を開催しました。
2020年度は初のオンライン開催で実施し、遠方等でこれまで受講いただけない方にも多く参加いただくことができました!

パート3第2回講師は株式会社サスティナライフ森の家代表取締役の大場 江美さん。『自然をつなげる持続可能で豊かな暮らしと住まい』のタイトルで、素材それぞれの安全性、トレーサビリティーにも配慮した”家づくり”について、お話を頂きました。

▼講座のダイジェストはこちらからお読み頂けます。
自然をつなげる持続可能で豊かな暮らしと住まい

講座を受講したJEEFインターン生のレポート

レポート:関根瑞希(CSOラーニング生)

今あらゆるものの「途中」というのは基本的に見えなくなっている。肉は部位ごとの状態で置かれ、魚も頭と内臓が処理されすぐに食べられる状態で置かれているものが大半だ。日常生活の中でも電化製品は声ひとつで稼働し、直接火で料理をしない家庭も増えてきた。有名なニュースだと思うが、魚は切り身の状態で生きていたと思う子供がいたり、火を見たことがない子供がいるというのは衝撃的だった。

私はこれはものづくりにも言えると思う。どこの何の原料を使い、誰が作ったものなのか分からない「もの」に私たちの身の回りのものは溢れている。そういうものに愛着は湧かないだろうし、大切に使おうという気が起きるわけもない。

今回の大場さんの取り組みは今のこの状況に一石を投じている。管理を行っている人、草を刈ってくれる牛、材を運び出す馬、木から加工して家にしてくれる多くの職人、そして実際に切り出しの作業を行う家の購入者。例え子供でもそれを目の当たりにし、実際に体を動かす苦労をすることで、関わる人の手間に触れ、100年単位でその苦労が続けられた木のありがたみを知るだろう。「家」という生活の一番の根本から、日常に溢れる作られたものを大切にする気持ち、人に対する優しい気持ちが生まれるのはとても素敵なことだ。

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