環境教育ラジオ「私の本棚」は、スマホで聴ける音声配信です。
第42回は一般社団法人環境パートナーシップ会議・星野智子さんによる「環境倫理学のすすめ」（著：加藤尚武）です。
次の世代に、どんな社会を残したいのか？過去の世代から守られてきたものを、私たちはどう次の世代につなげていくのか？そんな”哲学”の入門書です。
私たち人間だけでなくあらゆる生物、あるいは地球全体が、どう分かち合うのか。私たちの活動の根幹を見直す時に読みたい1冊です。
ナビゲーターは垂水が担当しました。
▼視聴はこちら。
第42回「環境倫理学のすすめ（著：加藤尚武）」星野智子さん
ゲストの星野智子さんは、環境パートナーシップ会議で長年、地域の環境団体や環境NGOを支援し、企業や政府とつなげる仕事をされている方です。JEEFにとっても欠かすことのできない重要なパートナーシップ相手として、一緒に歩みをすすめています。
あらゆる生物の生存権、世代間倫理の問題、地球全体主義という3つの主張から説く本著は、まさに星野さんや私たち環境教育を行う団体の活動を裏付ける基本の基。特に星野さんが意識されていたのは「世代間倫理」の問題です。
私たち大人のツケを、次の世代の子どもたちに残さないために、何ができるのか。
近年”サステナブル”というワードがかなり一般的になってきた一方で、その言葉がブームのように使われていることに違和感があります。一人一人が「次の世代につなげていきたいのは、どんな社会か」を描いて行動することが大事で、”サステナブル”の言葉の裏にそのイメージが見えないことが違和感の正体なのかもしれない。私（ナビゲーター）にとっても、そんな気づきを得た時間でした。
環境教育ラジオ「私の本棚」は、スマホで聴ける音声配信。
環境教育実践者や研究者をゲストにお迎えし、活動、研究、そして人生に影響を与えた一冊をご紹介いただきます。
毎週金曜日17時に更新！スマホでもブラウザでもお聴きいただけます。
※本事業は子どものためのセレクト・ブックショップ「ちえの木の実」の協賛で運営しています。
