こんにちは!CSOラーニング生の山口寛太です。
8月21日(月)にメットライフ財団ネイチャーアカデミー2023「足もとの自然から考える生物多様性~ちょびひげ博士と考えるいきもの同士の不思議なつながり」を開催しました。
講師に小野比呂志さん(NPOホールアース自然学校 理事/環境省田貫湖ふれあい自然塾 チーフインタープリター)をお招きし、小学生のいる親子各10組を対象に行いました。本イベントは、新宿中央公園内のビオトープとエコギャラリー新宿研修室にて、メットライフ財団とJEEFが共催で実施した体験型の環境教育プログラムです。講義や生き物観察、自然を使った遊びを通して生物多様性や生き物の大切さについて考え、そして生き物と人の暮らしや命のつながりについて考えるイベントとなりました。
ビオトープでは、都内の身近な自然を用いて「昆虫」や「土を作る生物」などの採取、若竹色探索を通して、子どもたちと食物連鎖のサイクル、人と生き物のつながりについて学びました。都内にある自然にトンボ、バッタ、カマキリ、アゲハ、カエル、メダカなど多様な生き物が共生している姿に驚きです。子ども達の草をかき分けて一生懸命虫を探す姿に私たちも癒されました。
講義では、参加者と対話形式で生物多様性、私たち人も自然の循環の中で生きていること、生き物は命を繋いでいることを学びました。私たちは野菜や果物、木材などの森の恵みを利用させてもらっています。豊かな土を作る小さな生物や植物の繁栄の手助けをする昆虫や鳥に感謝する必要性を今一度確認することができました。子ども達の講義を通して学ぼうという姿勢に非常に嬉しく感じました。
今回の活動を通して、生物多様性、私たち人は自然の一部を頂いていることを再度認識する非常に良い機会になりました。また、講師の小野さんのお話で特に心に残っていることがあります。
「時には散歩や遠回りをする。そして自然語に耳を傾けてみる。道端の花や木などの些細な変化が分かるようになってくる。そうすることで自然と友達になることができる。毎日の風景がもっと楽しくなる。」
外を歩く際、今まで意識していなかったところにも目を向けていこうと考えさせられました。
メットライフ生命とJEEFは協働で「100年後に生きる子ども達に感謝される森づくり」のために植林などの活動を行っています。しかし、環境問題について関心を持つ人を増やさないと現状の問題を大きく改善するには至りません。そこで、今回のように都内のフィールドを用いて生物多様性を学ぶなど環境教育の啓発を行っています。一人でも多くの方が環境について考えるきっかけになると嬉しいです。