9月5日(火)に農林水産省大臣官房みどりの食料システム戦略グループにご協力をいただき、ハイブリッド形式でユース意見交換会を開催しました!
合計15名(現地:7名、オンライン:8名)のユースが参加し、「みどりの食料システム戦略」を題材に政策の内容や政策のユース世代への普及方法などについて活発な意見交換が行われました。
まず「みどりの食料システム戦略」のご説明をいただいたのち、政策内容に関する質疑応答を行い、その後、意見交換という流れで進みました。質疑応答では、日本の食料自給率や農林水産業分野によるカーボンニュートラルの取り組み、カーボンクレジットについてなどが参加者から挙げられていました。
意見交換では、「みどりの食料システム戦略」の認知度や普及度が低い現状をふまえ、重要なステークホルダーの1つであるユース世代にもっと広めていくためにはどのようなものがあるか、アイディアが出されました。
例えば、ベンチャー企業などとのコラボ、給食や学食などを通した食育の活用、農耕体験時に戦略についても簡単に紹介をする、単発企画(例:1ヶ月有機野菜だけで過ごすと実際どう変わるのか検証)、農学などすでに関心のあるユース向けの講座の実施など、がアイディアとして挙げられていました。
また、広告の活用の際はできるだけ短く目を引くようなものを作ることが必要だという留意点や、若者が情報を得る際の媒体の傾向の紹介、環境以外の観点からのアプローチも重要などという視点も出されました。
1時間半という限られた時間ではありましたが、双方向で活発な意見交換ができたと感じています。
持続可能な社会を作っていくためには、様々な視点での検討が必要です。また、人の意識や行動を変容させていくためにも、実際の経験や体験は非常に重要です。このような意見交換を通して国の政策を知り、自らの考えを発言していくことは、主体的に動くことのできるユース育成に欠かせません。そのため、今後もこのような機会を作り、持続可能な社会づくりに向けて主体的に動けるユースが増えるようなきっかけづくりをしていきたいと考えています。
文責:矢動丸琴子