事務局日誌

ハチドリ電力担当者、小野悠希さんに直撃インタビュー! ―自然エネルギーを通じた持続可能な社会へのヒント―

ハチドリ電力は、CO2ゼロの実質自然エネルギー100%(*)にこだわる電力会社です。そんなハチドリ電力の寄付団体に日本環境教育フォーラム(JEEF)は選ばれています。本日はハチドリ電力の取り組みや、担当されている小野悠希さんの思いや魅力についてお伝えしたいと思います。

――ボーダレス・ジャパンさんに入社したきっかけを教えてください。

大学2年生の夏に、海外のボーダレス・ジャパンの現場を訪問する機会があり、そこではじめてソーシャルビジネスと出会いました。当時の私は「面白そうかどうか」を判断基準に活動していましたが、「誰かのため」「何かのため」に全力で取り組む方々をとてもカッコいいと思いました。 
そこからソーシャルビジネスに興味を持ち始め、ボーダレス・ジャパンに入社することになりました。

――ハチドリ電力はどのようにして始められたのですか。

入社後は、ミャンマーの小規模農家の貧困農業支援をはじめ、多くの経験を積みました。
そんななか、グレタ・トゥーンベリさんを知ったことをきっかけに環境問題に関心を持ち始めました。
環境問題が深刻化する一方、画期的な解決策が全くない現状に恐怖心を抱きました。私にも何かできることがあるはずだという思いから、「人生をかけて環境問題に向き合おう」と思いました。

――ハチドリ電力の特徴について教えてください。

ハチドリ電力は主に3つ特徴があります。

① CO2を全く出さない自然エネルギーという点
② 電気代の1%が社会活動の支援になる点
③ 電気代のもう1%は自然エネルギーの発電所を増やす支援になる点

ハチドリ電力は、これらを通して環境問題を含めた社会問題解決に貢献する電力会社です。
自然エネルギーの最大の利点は、CO2を出さないことで地球温暖化の悪化を防げるところです。石油や石炭がいずれ枯渇する有限なものである一方、自然エネルギーは半永久的に使える持続可能な方法です。

――ハチドリ電力の魅力について教えてください。

1番の魅力は「微力だけど無力ではない」ことです。

ハチドリ電力の「ハチドリ」は、『ハチドリの一滴』という中南米の先住民に伝わる民話が由来となっています。
話では、燃える森を見て動物たちが逃げるなか、世界最小の鳥である「ハチドリ」が口に水を含ませて燃えている森の方へ向かっていきます。そんなハチドリを動物たちは笑いますが、ハチドリは「私は私にできることをしているだけ」と言います。そこに、私たちの思いが含まれています。

つまり、私たち1人1人が出来ることは小さいけれど、「微力だけど無力ではない」「微力が集まれば世界を変えることができる」ということです。そのため、当社は「微力を集める仕組み」をつくりたいと考えます。みんながハチドリ電力を使えば、環境や社会を良くする活動団体への資金が回り、世界がよくなります。

――自然エネルギーは価格が高いイメージがありますが、料金面で工夫していることはありますか。

通常の電力会社さんは電気の仕入れ代などに利益を乗せる一方、ハチドリ電力では電気代に利益を乗せていません。

その代わりに、電力使用量に関わらず月額会費として一律500円をご契約された方からいただいています。

自然エネルギーの価格が高いと普及していかないので、私たちは利益をほとんど削ることで「料金面で一番安い電力会社」の実現を目指しています。

――電力の1%が社会貢献につながる仕組みをつくったきっかけを教えてください。

社会課題に取り組む人や団体が増えていくことが、持続可能な社会に向けた1番の近道です。しかし、それを実現するには資金面で難しい問題があります。

そこで、ハチドリ電力は「気軽に」「誰でも」「継続的に」参加できる支援の仕組みを考えました。1人1人の金額は少額でも、それが集まれば大きな金額になります。

――JEEFを寄付先に選んでいただいた理由を教えてください。

私は、JEEFさんが取り組んでいる「環境教育」に強い関心があります。

自然と触れ合った経験が、「大好きな自然がなくなってはいけない」という意識につながると思うからです。幼い頃から自然を大切に思う気持ちが芽生えることは、「環境」を考えていくなかで重要だと思います。

――ハチドリ電力を運営するなかで感想や課題はありますか。

思った以上に難しいというのが正直な感想です。

「仕組みがよくわからない」という理由で、電力の切り替えまで一歩を踏み出せない方が多いようです。

しかし、1人ひとりに仕組みを説明したら切り替えてもらえることが多くなってきました。そのため、多くの方に、より理解してもらうための仕組みが今後の課題だと感じています。

――今後、持続可能な社会に向けた思いを教えてください。

私たちは、地球温暖化に対して強い危機感を持っています。日本全体の電力は約8割が火力発電から発電されています。この8割という数字をこれから減らしていく必要があります。

近い将来、自然エネルギーの発電所をつくっていきたいと考えています。大掛かりな発電所ではなく、「マイクログリッド」を理想にしています。例えば、自宅の屋根などで自家発電を基本にして、発電できない時だけその地域にある小さな発電所で賄う仕組みです。

これには3つ利点があります。1つ目は、災害があった時のリスクを最小限に抑えられる点です。2つ目は、電力を送るときに発生するロスをできるだけ減らせる点です。3つ目は、地域の人たちが働いて発電した電気を地域の人たちが購入・使用することで、地域にお金が循環する仕組みをつくることができる点です。自然エネルギーを通して地域内で「ヒト」「モノ」「カネ」が循環する仕組みは持続可能なまちづくりにつながります。

――最後に、皆さんに伝えたいメッセージがあれば教えてください。

「ハチドリの一滴」のお話に戻りますが、「微力は無力ではない」と強く感じています。

動画では、火に向かっていくハチドリを笑っていた動物たちが、最後は一緒に火を消しに行く場面を工夫しました。これは、「1人の力ではなく、1人の力を見た人たちが、自分もやってみようと思うことで、みんなでなら実現できる」ことを描いています。「自分がやっても無駄」と思うのではなく、自分から動いていくことを、みんなでできたらいいなと思っています。

まずはできることから、みんなで一緒にやっていきましょう。

《小野悠希さんにインタビューを終えて》

ハチドリ電力さんのことは、ホームページや資料で拝見していましたが、直接お話を伺ったことで、小野さんの熱意や「微力は無力ではない」という芯を持った考えのもと社会のために活動されている姿が印象深かったです。

今後、このままでは地球温暖化はさらに深刻化していきます。私たちの子どもや孫たちが苦しむことになります。今、私たちにできることは、1人ひとりが環境への意識をもち、できることに取り組むことではないでしょうか。

ハチドリ電力は、その新たな手段です。ぜひハチドリ電力に切り替えてJEEFの活動を応援してください。

(JEEFインターン生 加藤美春)

JEEFでは新たにハチドリ電力さんにお世話になることになりました。
皆様のご自宅やオフィスの電力を切り替えていただくことで、自動的に毎月の電気代の1%が支援になる仕組みになっております。
ハチドリ電力を通してJEEFの活動を応援してください!

JEEF×ハチドリ電力チラシ

ハリドリ電力への切り替えはこちらから

(*)「CO2ゼロ」とは、「CO2排出係数ゼロ」のことを指します。非化石証書(再エネ指定)の購入により、実質的に、自然エネルギー100%の電気の供給を実現します。