通算31回目の清里ミーティング2017は、
「組織・活動を変革する17の視点~SDGsでつくる私のアクション~」と題し、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」をキーワードとして開催しました。
SDGsの視点から参加者同士が活発に対話することによって、参加者が自身の組織・活動の強みと弱みを把握するとともにSDGsの中で自身の活動がどこに位置しているかを整理し、すでに展開されている活動や組織の在り方をもう一歩進めるヒントを得る3日間となりました。
1日目は「SDGsに向けて教育は何ができるか」をテーマに、3名のスピーカーから実践事例の紹介を頂きました。ファシリテーターはECOPLUS代表の高野孝子さん(JEEF理事)。各スピーカーからの紹介プレゼンの後のフリートークでは、会場も巻き込んでのディスカッションとなりました。
その後のポスターセッションは、さんかくんを用いて新館ホールで行いました。発表者と聞き手が非常に近い距離で意見交換ができ、活発なやりとりが生まれていました。
2日目は参加者が実施するワークショップ。今年はSDGsの大事な要素「アドボカシー(問題について知り、解決に向けて声を上げること)」と「プログラム実施(解決に向けた具体的な行動)」に基づき、「対話型ワークショップ(アドボカシー)」と「体験型ワークショップ(具体的な行動)」の枠で実施いただきました。また、初めて実施する方を優先とした「フレッシュパーソンズ・ワークショップ」の枠もご用意しました。
全体会2「自分×SDGsで次のアクションを考える」では、SDGsの17の目標から1人1つを選び、自身の活動に置き換えて考え・ディスカッションする“えんたくんミーティング”を行いました。なかなか皆さん苦戦されていた様子も見受けられましたが、よりSDGsを理解し、「自身の活動に取り入れてやろう!」という意気込みと熱意を感じました。
3日目は、2日間のミーティングの中で生まれた「もっとこれについて話したい、深めたい!」を深堀りする当日募集ワークショップ。今年は参加者から、7つのワークショップが実施されました。
全体会3「SDGsでつくる私のアクション」では、中野民夫さんのファシリテーションで「フィッシュボール」ディスカッション。発言したくなったら三重円の真ん中の席に座り、次の人と席を交代していくスタイルです。3日間をふりかえるとともに、生まれた疑問・意見などを話し合いました。
最後は参加者ひとりひとりが次に行いたい「私のアクション」を宣言し、通算31回目の清里ミーティングは終了しました。
次の清里ミーティングは、2018年11月16日(金)~18日(日)の開催です。
皆さん、また清里でお会いしましょう!!
※最終日に発表しました日程から変更となっておりますので、ご注意ください。(2018/3/2追記)