皆さん、こんにちは。インターンのクイです。
10月14日に、長崎県雲仙市で行われた「ミヤマキリシマ環境保全プログラムの下草刈りボランティア」に参加しました。
今回のプログラムの主な目的は、長崎県の県花であるミヤマキリシマの保護です。最近、人口減少や高齢化により、保護活動を支える地域の人手が不足しており、管理が難しくなっています。そのため、下草刈りの保全活動を通して、ボランティア参加者は地域の人々と協力し、長崎の象徴であるミヤマキリシマ群落の美しい景観を100年後に生きる子どもたちに引き継いでいきます。
長崎駅から雲仙温泉までのバスに乗っている間、ガイドの市来さんからは雲仙市に関する興味深い情報が提供され、道沿いの景色を眺めながら楽しい解説を聞くことができました。
この地域は山と海に囲まれており、豊かな自然に満ちた魅力的な場所だと感じました。その美しさを守るためのモチベーションが自然と湧いてきました。この事前学習のおかげで、参加者はプログラムの目的と地域の特徴をより深く理解し、積極的な参加意欲を高めることができると思います。
当日のボランティアの参加者にはメットライフ生命社員とそのご家族、そして長崎大学の学生たちが含まれていました。参加者は3つのグループに分かれて、挨拶を交わし、その後作業を始めました。大人たちは下草を刈ったり、子供たちは下草を運んだりするなど、非常に円滑な協力が行われました。ある子どもは最初やる気を見せませんでしたが、実際に活動に参加すると楽しんでいる様子でした。大学生たちも力強く参加し、最後まで頑張りました。子どもたちと若者の熱意と努力を見て、彼らが将来ミヤマキリシマを保護し続ける人になる可能性があることを感じました。雲仙市の将来の自然に対する安心感が少しずつ生まれてきました。
皆は笑顔と励ましの言葉を交えながら、2時間半の作業があっという間に終わりました。ミヤマキリシマの庭が美しく整えられた姿を見て、参加者全員が達成感を味わいました。
大変に苦労した後、雲仙市の理解を深めるために、雲仙地獄と日帰り温泉を楽しむ雲仙温泉観光のプログラムが実施されました。雲仙温泉は硫黄泉で、町を歩く際には硫黄の香りと湯けむりがたっぷりと漂っていました。初めて温泉に入った私は興奮が高まりました。入浴後は気分が爽やかになりました。日本独特の文化を体験できたことは本当に貴重な経験でした。
今回の研修は、地域の自然保護活動に対する意識の高まりや、地域との結びつきを強める機会となりました。参加者たちは共に協力し、自然の大切さや地域社会への貢献の重要性を実感しました。また、ベトナムでも植物と動物の保護に関して人手不足の問題が存在していますが、今回の経験を通じて、この問題をどのように解決できるかについて考えるきっかけとなりました。今後も地域社会や自然環境に対する意識を高め、持続可能な未来を築いていきたいと思っています。
レー・ティ・フオン・クイ(インターン研修生)