南房総キッズレンジャーガイドは、南房総国定公園の自然豊かな里山・里海と、その豊かな自然を活用して人や文化が育まれてきた様々な体験活動を紹介するガイドブックです。大房岬自然公園を中心に、親子がガイドを観ながら自然体験活動ができる内容になっています。
大房岬自然公園は、身構えなくても誰でも自然とふれあえる場所です。このガイドブックを通じて、森と海のつながりについて「水」を通じて知って頂くとともに、自然を守る仕事についても学べます。
※このガイドブックは、環境省の「令和２年度（補正予算）国立公園・温泉地等での滞在型ツアー・ワーケーション推進事業で制作いたしました。
ガイドブックの中身、一部だけお見せします！
大房岬に暮らす生き物たちがいっぱい！
服装や持ち物、気をつけたい生き物についても紹介されているので、初めておでかけのご家族も安心です。（海バージョンもありますよ）
大房岬には、首都・東京を守るための施設の跡が残されています。
迫力あるイラストは、イラストレーターの海岸真紀子さんによる制作です。海岸さんは大房岬自然の家の壁画も一部描かれているので、訪れた際にはぜひご覧になってみてください。
なお、ガイドブックの対象年齢は小学4年生以上を想定していますが、イラストや写真がたくさん使われているので、小さいお子さんも楽しく見ることができます。全18ページです。
制作の裏側
このガイドブックは、6名の検討委員のご協力のもと、ねらいから具体的なアクティビティやコンセプト、構成について議論しながら制作されました。（敬称略／五十音順）
- 川嶋 直（（公社）日本環境教育フォーラム 理事長）
- 神保 清司（NPO法人千葉自然学校 南房総市大房岬自然の家所長）
- 関根 健吾（（公財）キープ協会 環境教育事業部 副部長）
- 古瀬 浩史（（一社）日本インタープリテーション協会 代表理事）
- 保垣 徹（（株）日本旅行 地方創生推進部 チーフマネージャー）
- 山口 亮介（NPO法人千葉自然学校 大房岬自然公園 公園長）
＜実地視察の様子＞
＜モニターツアーの様子＞
制作の過程で実際にガイドの一部を使い、モニターツアーを行いました。 展望台から大房岬全体を見渡しながら、ガイドの内容をインタープリターが紹介する時間は、多くの保護者が「プログラムの中で心に残った瞬間」としてアンケートにも書いてくださいました。
なお、モニターツアーは5月にも実施予定です！ぜひご応募ください。
ガイドブック制作の背景
近年の感染症拡大に伴い、人の流れや経済が停滞し、先行きの見通せない状況が続いています。そんな不安をほんのひと時忘れ、大房岬の自然や文化に癒され、心安らぐ時間を過ごす一助になればと、このガイドブックを制作しました。
「南房総キッズレンジャーガイド」はセルフガイドとして観光協会や大房岬自然の家、大房岬自然公園のビジターセンター等でご購入いただけます。（400円/冊） 訪れる皆様の楽しいひとときに加え、南房総のファンを創出していくことで、地域経済の活性も期待しています。
おまけのつぶやき
ちなみに、ガイドブックで大房岬を案内してくれているレンジャーのモデルは、本ガイドブック制作にご協力いただいた南房総市大房岬自然の家・所長の神保さんです。（とてもそっくり）ぜひ本物にも会いに行ってみてくださいね！
＜ガイドブック概要＞
発行：公益社団法人日本環境教育フォーラム
編集：NPO法人千葉自然学校、千葉県立大房岬自然公園、南房総市大房岬自然の家
協力：一般社団法人日本インタープリテーション協会、公益財団法人キープ協会、株式会社日本旅行
デザイン：株式会社TASTY DESIGN
イラスト：海岸真紀子
参考資料提供：海洋学習教材LAB to CLASS
文責：垂水恵美子（国内事業グループ）
