こんにちは!CSOラーニング生の大塚です。
7/28(火)、市民講座パート1「自然の魅力」の最終回が開催されました。
今回は、株式会社スノーピーク代表取締役 山井太様よりお話を伺いました。
タイトルは、「自然にふれて取り戻す人間の基本」です。自然とはかけ離れているかのように思える都会で「野遊び」を楽しむ秘訣や、アウトドアの極意などのお話をいただきました。山井先生は市民講座の場においても、まるで仲間に語りかけるかのように、気さくにお話をされていたのが印象に残っています。私は頻繁には外で遊ばないのですが、それでもアウトドアの遊びを体験してみたいと思わせてくれるような講演でした。
先生が講演中に、「『野遊び』は美しい日本語だ」、また「○○雨、という言葉がたくさんあるように、特に日本人は自然への感受性が豊かだ」とおっしゃっていたことが特に印象に残っています。今回の講演の主題は都会でも「野遊び」を楽しむ方法と、アウトドアがコミュニティグラウンドとなり人間性の回復に繋がることの二つで、先生のおっしゃっていた自然を表わす日本語の美しさは、全体のテーマとはおそらく直接かかわるものではありません。しかし、キャンプを通じてただ自然を楽しむだけなく、自然にまつわる日本語の美しさにも着目する感性は、人生を通じてアウトドアと親しんできた山井先生ならではの視点なのだと感じました。
「本当の自然の中には、きっと神様がいるのだろう」と聞いた時も、先生の自然に対する豊かな考え方を垣間見たような気がしました。
また、都会で「野遊び」を楽しむ方法も印象的でした。春の小道で小さな生き物を探してみよう、秋には木の実を拾って、寒い冬こそ外に出て星を見よう・・など、四季それぞれの方法が紹介されていました。中には実行できることと、できないことがあるのですが、日常の中で少し手を伸ばせば見つかる自然を発見する楽しさを想像させてくれました。
講演のタイトル及び内容の一部はは先生の著書「自然にふれて取り戻す人間の基本」からきています。
都会で「野遊び」をする方法について、より詳しく紹介されています。
興味のある方は、あわせてご参照ください!
さて、今回の講演をもちまして、パート1は最終回を迎えました。
概要は、まもなく市民講座ウェブページからアップされます。
パート2「食・農・暮らし」は10月から始まります。皆様のご参加をお待ちしております。
どうぞお楽しみに!