こんにちは!インターンのホンです。
9月14日(土)に行われた「次世代ネイチャースクール」のオンラインプログラム「のぞいてみよう、一生懸命生きている!虫の世界」の録画配信を受講しました。
次世代ネイチャースクールって?
「次世代ネイチャースクール」とは、不思議で魅力的な自然・生きものに触れることで、子どもたちの好奇心を育み、自発的な探求心を促すための学びの場です。
地球温暖化や海洋プラスチック問題といった環境問題が深刻化する中、地球の未来について考えるきっかけとして今年からはじまりました。
オンラインで虫について学ぶ!
第2回である今回は、講師のむしハカセ・ちょびひげ先生こと小野比呂志さん(環境省田貫湖ふれあい自然塾チーフインタープリター、NPO法人ホールアース自然学校理事)から、虫の面白くて不思議な生態や、虫が苦手な人も親しみを持てる虫の魅力をお話していただきました。
はじめのウォーミングアップでは、好きな昆虫の種類を尋ねました。カブトムシ、タマムシ、セミなどたくさんの虫の名前が挙がりました。
また、ちょびひげ先生は虫に関するクイズをいくつか出しました。
例えば、キリギリスの耳についての質問では、多くの子どもたちが「耳は前足にある」という答えに驚きました!
このように、楽しいクイズを通して、虫についての面白い知識をたくさん教えてくれました。
実は私は、子どもたちと違って、虫があまり好きではありません。なぜなら多くの虫は病気や毒を持っていて、虫に触るとかゆみや発疹が出てくることもあります。近所が里山ということもあり、子どもの頃はよく虫と触れ合っていましたが、最近は昔と比べて生活環境が大きく変わったため、虫に接する機会がめっきり減ってしまいました。都市部の発展も、人々の生活と自然を隔てています。
しかし、ちょびひげ先生のお話のおかげで、私だけでなく、虫が苦手な子どもたちも虫に興味を持つようになると思いました。
このように面白い生態を持つ虫ですが、残念なことに数が減少している種類が増えています。では、虫の減少は人間の生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
虫が重要な存在であることを伝えるために、虫の3つの役割があげられました。
第一に、植物が実を結び、種子を作ることができるように花の受粉を助け、植物の絶滅を防ぐ役割があります。第二に、他の生きものの餌となることで、たくさんの生命を維持する役割を果しています。第三に、死んだ生きものや生きもののウンチを分解して土に養分を戻す役割を担っています。
このようなお話によって、私たちの生活における虫の重要性がわかるようになりました。
虫の世界を理解することで、虫を怖がる気持ちが少なくなりました。
最後のQ&Aの時間には、子どもたちからは「虫の寿命は何年か」「一番古い(太古からいる)虫はなにか」「一番速い虫はどれか」など、たくさんの質問が挙げられました。
今回のプログラムも、生きものの世界に対する子どもたちの好奇心を刺激しました。子どもたちは最後まで、プログラムをとても楽しんでいる様子でした。
「次世代ネイチャースクール」では、オンラインプログラムに加えて11月2日(土)~4日(月・祝)に千葉県南房総を舞台にした宿泊プログラムを開催しました。専門家と共に海や山の自然を体験しながら、私たちの生活と生きものとのつながりについて学んだ、次のレポートもお楽しみに!
文責:グエン・ティ・タン・ホン(JAL財団インターン生)