事務局日誌 Blog

植樹活動に参加して 2024.10.16

10月11日、宮城県大崎市で植樹体験をしました。森林再生活動は、伐採によって荒廃した大崎市の「エコラの森」で行われました。

大崎市に到着したときの第一印象は、街が山の緑に覆われていて心地よいというものでした。しかし、植林活動が行なわれている場所に来てみると、無差別に伐採された森はまだ元の姿に戻っていません。そこでこの植林プロジェクトでは、植林と下草刈りを通じて、森林の回復を目指しています。このプロジェクトは2022年に始まり、これまでに1,800本を植樹しました。当日、活動の目標は200本の広葉樹を植えることで、厳しい天候にも耐えることができる9種類の木を植えることになりました。

この植林活動には、さまざまな場所から32人が参加しました。8時30分ちょうどに、全員がサスティナヴィレッジ鳴子で動きやすい服を着替え、スタッフからエコラの森づくり活動についての説明を聞きました。その後、5つのグループに分かれ、NPO法人しんりんのスタッフの指導・サポートのもと、5つのエリアで活動を行いました。私のように初めて植林活動に参加する人もいますが、3回目、4回目参加する人もいます。植樹活動に参加する人たちは、広大な緑の森という最終的な結果は見えないかもしれませんが、未来の世代がこのような良いものを享受できる未来のために努力しているのだと思うと、尊敬の念を抱いています。

オリエンテーションが終わると、皆はすぐに活動実践エリアに移動しました。幸い、当日の天気は良く、日差しもそれほど強くなかったため、皆の疲労も軽減されました。活動場所ではまず、植樹作業の安全を確保するためのヘルメットと軍手が全員に配られました。その後、NPO法人しんりんの担当者が、苗を植える手順を指導しました。まず、苗木を植える場所の土をスコップで掘ります。次に掘った穴に苗を入れ、土をかぶせたら、葉っぱが入り込まないように、かぶせた土を踏んで固定するのがポイントになります。また、植えたばかりの苗のシェルターをかぶせます。厳しい天候から守るために、長い筒で覆って、長い棒を2本使って苗を固定します。実は、植える場所はNPO法人しんりんのスタッフが事前に印をつけ、苗と苗の間隔を確保し、苗の生育を助けます。

植樹活動の途中、枝が多かったり、枯れ葉や草がギザギザしていたり、陥没している場所があったりと、移動の妨げになるため注意しなければなりません。確かに森の中での植林は、斜面で滑りやすく、障害物も多いため、山間部ほど簡単ではありません。また、苗を植えるための道具を運んだり、苗を持ったりすることも、移動の妨げになりました。植え付け作業中、急な坂道で足を滑らせる人もいましたが、幸いけが人は出なかったです。背中は汗でびっしょりでしたが、参加者の表情はいつも笑顔で熱心でした。200本の苗を植え終わった後は、皆で長い筒をかぶせ、2本の長い棒で固定して、苗木のシェルターを作りました。最後に、NPO法人しんりんのスタッフが、植えたばかりの苗にピンクのリボンをつけました。

初対面だったにもかかわらず、全員グループワークがとてもスムーズで効果的と見えました。そして、この活動の後、皆すぐに親しくなりました。この活動は、将来のためになるだけでなく、参加者の喜びにもつながるものだと実感することができました。私自身、皆と一緒に植林活動に参加できたことがとても嬉しかったです。皆と話すこと、そして何より、緑の森再生活動に少しでも貢献できたことは、私にとって有意義な経験となりました。植樹された苗木を見ながら、すべての森が緑に覆われる近未来を思い浮かべました。森林は木材の供給や気候の調整など、人間にとって重要な役割を果たすだけでなく、多くの動植物の生息地でもあります。森林の大切さを理解し、植林や保護活動に積極的に取り組んでほしいと思っています。

今回の植林活動に参加することで、新しい人交流することができるだけではなく、森づくりの勉強もなって、本当に楽しかったです。このような活動にもっと参加していきたいと思います。そして、より多くの人がこのような活動に参加し、持続可能な社会を一緒に作っていくことを願っています。

文責:グエン・ティ・タン・ホン(JAL財団インターン生)

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