【開催日】2015年2月21日(土)
【会場】東京都葛西臨海水族園
【主催】環境省
【協力】文部科学省、国土交通省、東京都葛西臨海水族園
【事務局】こどもホタレンジャー事務局(JEEF)
水環境保全活動の促進を図るため、こどもたちの水環境を保全する様々な取組を募集し、表彰する環境省主催の事業「こどもホタレンジャー」発表大会&表彰式を、2月21日(土)に東京都葛西臨海水族園内特設会場で開催しました。
表彰された5団体は、2014年7月11日からの約3.5ヶ月間にエントリーした全国46団体(小・中学校やNPO等の団体など)のうち、活動報告書を提出した37団体の中から、厳正な書類審査によって選出されました。
子どもたちはまず、葛西臨海水族園主催の『水族園発見たんけんツアー』に参加。普段見る事の出来ない、水族園の裏側の様子なども見学しました。見学が終わると、長旅の疲れや発表前の緊張もすっかりほぐれ、普段通りの生き生きとした子どもたちの表情に戻っていました。(水族園のスタッフの皆さま、ありがとうございました!!)
思い思いの方法で、日頃の活動を元気よく発表!
事務局の一番の楽しみは、「子どもたちはどんな発表をしてくれるのだろう!?」というワクワク感に浸ることです。そして、今回もまたその期待を大きく超える、とても素敵な発表ばかりでした。
水戸を、黄門様(光圀)が愛したホタルでいっぱいの「光の国」にしていくことを誓った逆川こどもエコクラブ。ホタルがすみやすい環境にするために、手作りの炭を使った川の浄化活動などを、模造紙を使って元気よく発表した最年少チームの東広島市立吉川小学校。
白衣を着て、地元洗足池の保全活動を、データ採取・分析に基づいて中学生らしい発表を行った大森第六中学校。地域の応援歌を披露し、自分たちで作ったアクリルたわしをプレゼントしてくれた服部小学校。わずか6匹のヘイケボタルから、「平家の島にヘイケボタルを復活させる」取組に挑戦した角倉小学校。
どの取組もみな素晴らしい活動で、わずか10分という限られた時間の中で、わかりやすく上手に伝える工夫を凝らしてくれました。(どのくらい練習したのかな?みんなすごいよ!!)
なかでも、東広島市立吉川小学校が「水辺の生きものの観察を通じて、地域の特徴や人々とのつながりなど独創性の高いアイデアを織り交ぜた素晴らしい水環境の保全活動を実施した」として『環境大臣賞』を受賞。北村環境副大臣から表彰状と金メダルが授与されました。
また、大田区立大森第六中学校と福山市立服部小学校には『水環境保全賞』と銀メダルが。逆川こどもエコクラブと下関市立角倉小学校には『審査員特別賞』と銅メダルが授与されました。(みなさん、おめでとう!)
こどもホタレンジャーPR大使 『みちのく仙台ORI☆姫隊』
本大会を大いに盛り上げてくれたのが、PR大使に就任した「みちのく仙台ORI☆姫隊」の皆さんです。選出された5団体の発表の前に、まずORI☆姫隊のみなさんが地元地域を流れる梅田川での取組について発表してくれました。
また、屋外会場「空の広場」にて応援ライブが行われました。コートもいらないほどの、うららかな春の日差しを浴びながら、会場に駆け付けた多くの方と一緒に3曲、大いに盛り上がりました。(ORI☆姫隊のみなさん、とっても楽しいステージ、ありがとう!)
子どもたちは、発表の準備、練習などとても大変だったと思いますが、ホタレンジャーの発表を契機に、自信と自覚がより育まれ、更なる水環境、自然環境を守るための行動につながっていくものと、事務局一同願っています。
素敵な取組発表をしてくれた5団体のみなさん
【環境大臣賞】
東広島市立吉川小学校(広島県)
【水環境保全賞】
大田区立大森第六中学校(東京都)
福山市立服部小学校(広島県)
【審査員特別賞】
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
下関市立角倉小学校(山口県)
文責:清水誠二(JEEF職員)
地球のこどもとは
『地球のこども』は日本環境教育フォーラム(JEEF)が会員の方向けに年6回発行している機関誌です。
私たち人間を含むあらゆる生命が「地球のこども」であるという想いから名づけました。本誌では、JEEFの活動報告を中心に、広く環境の分野で活躍される方のエッセイやインタビュー、自然学校、教育現場からのレポートや、海外の環境教育事情など、環境教育に関する幅広い情報を紹介しています。