みなさんは今回30thのミーティングでは何を感じ、何を決意したのでしょう。
初めての参加者からベテランの方まで、7名にお話をうかがいました。
参加してみてどうでしたか?
環境教育の知識や経験が豊富な人だけでなく、非常に熱心で情熱あふれる学生に、良い意味で圧倒されました。
また、日本全国で様々な活動をされている人たちと知り合えると同時に、その活動内容も学ぶことができるため、環境教育の分野で活動していくには非常に恵まれた機会であると思います。
あなたの次の一歩は?
まずは青年海外協力隊への合格です。仮に合格すれば、早くて来年度の6月中に現地へ派遣されるので、そこまでの間に環境教育の知識やスキル(たとえば、ネイチャーゲームリーダーの資格や、プロジェクトワイルドのEducatorとしての資格取得)を身に付けていく予定です。
参加してみてどうでしたか?
環境問題、環境教育と大きなくくりですが、非常に多くの切り口があるのだと感じました。
また、様々な方面から環境保全活動に取り組んでいる方々が全国から清里に集まって、会話を交わすというような機会はなかなかないと感じます。
財団などでのお金の動きや、環境関係の職場で働かれている方の就職方法など、普段なかなか聞けない話もしていただき、非常に濃い3日間を過ごすことができました。
あなたの次の一歩は?
清里ミーティングの魅力は?
いろんな地域から、いろんなバックグラウンドを持った方々と会えることです。普段、大学で自分の研究をしていると、同じ人、同じ世界の中に閉じてしまうので。
一昨年、偶然ネットでJEEFのホームページ、清里ミーティングの案内に出くわしました。環境教育に関心のある人が200人も集まるような場所があると知り、行ってみたいという気持ちになりました。
主催者(JEEF)に期待するものは?
自分が関わっている環境教育は、野生動物の保護管理に関する、ごく小さい部分に過ぎません。
あなたの次の一歩は?
現場を知ること。学校現場、環境教育の現場を自分で体験していくこと。
なぜボランティアに参加しようと思いましたか?
一昨年、昨年と清里ミーティングのボランティアスタッフをしました。昨年は2度目ということもあり、副リーダーとしてボランティアスタッフの仕事を行ないましたが、学校の授業の関係で2日目の夜に帰ってしまいました。
あなたの次の一歩は?
私は来年度から一社会人として仕事に勤めます。しかしただ仕事に勤しむだけではなく、大学生活での森林整備ボランティア活動や子どもたちへの自然体験を通した教育等の経験を無駄にしないように、自分のプライベートの時間でも行なっていきたいと考えています。また残り数少ない期間でも様々な方々と繋がっていきたいと考えています。
清里ミーティングの魅力は?
全国、色々なところでフィールドをもって活動されている方々と再会し、また、新たに出会えるのを楽しみにしています。ここは、インスピレーションをもらえる場。おいしい食事や自然も魅力。清里での出会いから生まれた環境学習カードゲームもあるんです。それを小笠原で使っていただいているんですよ!
今年は、「海藻おしば」は海を知るきっかけになって興味深かったですね。それと、GEMSのワークショップも初めて参加してみました。
主催者(JEEF)に期待するものは?
まだまだ清里ミーティングは、特殊な空間に見える。環境マニア(こだわりの強い人たち)の集会ではなく、誰もが参加しやすい、社会のニーズに沿った清里ミーティングとして裾野が広がっていくといいのかなと思う。
あなたの次の一歩は?
環境教育を主軸として実践している組織等への橋渡しができればいいと思っています。環境学習ゲームを入り口に、子どもたちの自然への興味・関心が生まれてほしいです。小学生が手軽にできるような、使い勝手の良い環境学習ゲームを作ることが当面の課題です。
清里ミーティングの魅力は?
そこに集う人々の優しい笑顔… 嫌な思い出というものがありません。スタッフのおもてなし、清泉寮の美味しい食事、初冬の静謐な八ヶ岳山麓の自然は勿論だけれど、自由闊達な意見交換ができることが一番の理由だと思います。
行政や企業も参加する集いで、自由な意見交換ができるのって、実はとっても珍しいんです。ここには少なくとも二つのミソがあります。
一つは、発言をあくまで個人の意見として扱い、組織(官公庁・企業・団体等)・肩書(役職)からの発言と言質を取るような真似はしないこと。もう一つは、極端な論陣を張る人や過激な活動に走る人に浸食させないこと。
30年もの長きに亘り、これを守ってきたのはすごいことです。だからこそ、様々な立場の人がここに集い、安心して自由に話すことができ、それがあの独特な雰囲気を醸し出しているのだと思います。こういった場の上に、若い人たちの舞台が、未来が、次の一歩があるのだと信じます。
あなたの次の一歩は?
非電源系ゲーム開発と後進の育成が、私の「次の一歩」。
参加してみてどうでしたか?
清里ミーティングへの参加は非常に意義深いものでした。韓国の環境教育の集まりでは感じるとることのできないものがありました。各自がそれぞれに考え、実施した環境教育の発表は、単なるプログラムなどではなく、アイディア、そして勇気を与えてくれました。また、対話や意思疎通の方法を学ぶことができました。
韓国の環境教育の集まりの発展のための参考にしたいと思います。 また、最も印象的だったのは、最後に行われた討論です。円になって座り、参加者が3日間感じたことを整理し、それぞれの計画を確認することのできる場でした。文章としてまとめたのではなく、キーワードを整理することで3日間を振り返ることができました。
あなたの次の一歩は?
韓国国内の環境教育ネットワークはまだ、完成された段階とはいえません。学校の環境教育は後退しています。社会環境教育に対する政府の支援や、参与を得るための活動が必要です。韓国は学校における環境教師の環境教育機会の拡大や環境教師の任用、社会環境指導者制度の定着、環境教育振興法の改定、都市単位の環境教育センターの支援や国家単位の環境教育センターを設立しなければならないという課題に直面しています。
KEENは環境教育者の交流や連携を主導し、政府レベルでの支援や参与を求め多様な活動を展開していきます。また、環境教育の中心となる地域の環境教育センターが定着するような活動を、主要な活動として位置づけていきます。 2017年の環境教育の集いは全羅北道全州市で4月27日から29日の日程で開催いたします。
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『地球のこども』は日本環境教育フォーラム(JEEF)が会員の方向けに年6回発行している機関誌です。
私たち人間を含むあらゆる生命が「地球のこども」であるという想いから名づけました。本誌では、JEEFの活動報告を中心に、広く環境の分野で活躍される方のエッセイやインタビュー、自然学校、教育現場からのレポートや、海外の環境教育事情など、環境教育に関する幅広い情報を紹介しています。